PandoraHearts 第二十五話
オスカーはオズにベザリウス家に戻ることを勧め、渋る彼に、彼を否定した父・ザイが成人の儀以来、行方不明であることを告げる。
オスカーはザイが四大公爵家の当主の証であるチェイン、グリフォンと契約したまま行方不明になったことでオズに当主継承することもままならないと明かすが、オズは食堂の壁画を見て、自分をアヴィスに落としたチェインこそがグリフォンだったのだと気付いてショックのあまり引きこもりに。
ギルもそれがグリフォンだったのだと気付いていたよう。顔も見ているんだし、ザイで確定じゃないか。オズを気遣って隠してた?
引きこもったオズにしびれを切らしたアリスは部屋に乱入。お前は誰かに認められなければ存在できぬのか!?と叩きつける。それを聞いてオズは何か吹っ切れたらしい。
バスカヴィルの本拠地って調べたらわかるような物なのか?
それとおぼしき場所はサブリエ。確かにこれ以上相応しい場所はないけど。そして、そこに待ちかまえていたのはバスカヴィルの民とグリフォン。
グリフォンは相手をアヴィスに落とすことに特化したチェインなのか?ギルはレイブンを出した方がいいんじゃ?この期に及んでビーラビットの封印が解けるからとか行ってる場合じゃないと思うけど…レイブンがいればすぐ帰ってこられるんだろうけど、この時間に戻ってこられるとは限らないんだよね?
ビーラビットの封印を自力で解いたオズ。そしてグリフォンを一撃で屠るビーラビット。いくら何でもあっけなさ過ぎるからグリフォンは偽物か、やられたフリ?
人一人の存在を否定することは正しいことではない。だが奴の存在だけは否定しなければならない。さまなくば…ザイはザイで個人的理由ではなく、何かのために動いてる?
姿を現したザイにオズは宣言する。俺は前進を止めない。俺が何者であろうとも俺自身が俺を肯定する。俺はオズ=ベザリウスで在り続ける。
これは謎だらけのおとぎ話。しかし、その物語に流されるのではなく書き換えてやる。この物語の主人公は自分であり、そして著者でもあるのだから…
・総評
最初は何もわからない上に展開も遅く、何をちんたらやってるんだ?といった印象だったが、アヴィスから戻ってきたら一気にアクセルオン。十分な助走が効果を発揮して、見事に大空に羽ばたいた。謎の答えは小出しの上、新たな謎が更に追加されてむしろ増え続けていたけど。
オルゴールの音色が印象的な作品だった。あの曲自体が謎の核心ぽいけど。
原作が完結してないので終盤はアニメオリジナル。それは仕方がないが、あまりにも唐突だったな。例えるとゲームでメインルートを突き進んでいたけど、どこかでフラグを立て間違えて(もしくは初回は強制的に)、個別ヒロインルートに入れずに共通ノーマルエンドに来ちゃったみたいな?謎の解決は全て次回のプレイ以降で!てか。
とりあえず一応の区切りはつけたか。第一部完。俺たちの戦いはこれからだ!そのものだけど。
スタッフの皆様、お疲れさまでした。原作完結が見えたら完結編をお願いいたします。
ストーリー:3
キャラクター性:4
画:5
演出:4
音楽:5
総合的な評価:5
総合点:26
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