鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第六十四話
5クール続いたハガレンもついに最終回。
マルコーが持ってきた賢者の石で、ロイの目は治せる。イシュバール復興のためにロイが尽力するのなら、賢者の石になったイシュバール人も納得してくれる。自分は賢者の石の声を聴くことは出来ないが、そうだと信じている。私が治したいから使うんだとのマルコーの言葉に、あの兄弟は怒るだろうなと言いつつ、ロイはそれを了承。
ハボックもついでに治してもらえることに。
今まで散々、賢者の石は自分たちのために使わないと繰り返してきたのに、最後に二人を治すのは都合良すぎとちょっと思ったけど、それはエドとアルの主張で、ロイは理想ではなく現実を見据えて改善していかなければ行けない立場だし、イシュバール復興はイシュバールのためで、それにはハボックの協力も必要ってことでいいのかな?
この場にスカーが立ち会っていたらもっと良かったかな。
スカーはマイルズとともにイシュバールの復興へ。オリヴィエに本当の名を問われるが、自分は既に二度死んだこの世には居ない男だから、名はない。好きに呼べと答える。
リンは賢者の石をシンに持ち帰る。そして、メイに自分が皇帝になったらチャン家も他の部族も悪いようにはしないと約束。グリードとも友になれたのだから人間同士、わかり合えないわけがないと。
ところで、皇帝が賢者の石で不老不死になったらやばくないか?
…ということをぴっころさんの実況掲示板で書いたら、原作では偽物を渡す気だという描写があったようで。
ブラッドレイ夫人はセリムを再び息子として育てていた。母の愛に育まれ、セリムは命を思いやる優しい子供に成長。大総統になったグラマンは警戒しているが、心配はなさそう?
額のアレはプライドの能力を封印しているのか?と思ったが、これもぴっころさんの実況掲示板で、人間ベースじゃないホムンクルスには体のどこかに付いている物だそうで。
エドの足はオートメイルのままらしい。自分の過ちを忘れないためと言いつつ、治したらウィンリィが泣くからって理由の方が大きい?
2年後、アルの体もすっかり健康に戻ったところで、兄弟は再び旅立つことを決意。アルはシンに錬丹術を習いに、と言う口実でメイに会いに行き、エドは西にまだ見ぬ知の探求へ。
ウィンリィに見送られ、汽車に乗り込む寸前で立ち止まるエド。逡巡した末、「等価交換だ!俺の人生を半分やるからお前の人生を半分くれ!」とプロポーズ。それに対するウィンリィの返事は「全部上げるわよ!」…でも、全部は言い過ぎと思い直し、7.5割くらいに落ち着いた?
お前も一緒に来い、と汽車に引き込むのかと思っていた。ウィンリィにはオートメイル技師の仕事とピナコがいるから無理だったな。
ラストシーンは、子供達を抱くエドとウィンリィが中心の写真。メイも大きくなったなぁ。
・総評
原作に忠実に再アニメ化をした今作。しかし、2003年版と被る辺りはダイジェスト化していたため、中途半端で2003年版という比較対象があることで酷評も多かった。
それはイシュバール殲滅戦の描写不足にピークを迎え、後々まで禍根を残すことに。
しかし、重複部分が終わった辺りから持ち直し、エドが真理の扉の前のアルに絶対に迎えに来る!と誓った名シーンで第一のピークを。その後はやや下がったが、年を越え、最終章・約束の日に入ると、今までの集大成とばかりに毎回が名シーンの連続。
放送中は画面に食い入り、放送後はぴっころさんの実況掲示板で語り合い、次回を楽しみに持っていた。
最初の頃は、ハガレンに関係のある話題は最初の10分程度、あとは雑談ばかりだった実況掲示板が、5クール目に入ったら、ハガレンの話題で1時間以上埋め尽くされていたのが、シリーズを通しての注目度を良く現していていたと思う。
最終回はとうとう3時間、500レス超を達成したし。
スタッフの皆様、そして、ぴっころさんと実況掲示板の皆様、お疲れ様でした。
ストーリー:5
キャラクター性:5
画:4
演出:4
音楽:5
総合的な評価:5
総合点:28
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