2008/03/23

シゴフミ 第十二話

 キラメキを告訴した文歌。半月に及ぶ事情聴取を終え、要の学校に通うことに。しかし、告訴の件がマスコミに漏れていて文歌は好奇の目に曝される。

 いつでもどこでも鳴り響く携帯カメラのシャッター音、無責任な報道を垂れ流すテレビ、お世話になっている葛西家に連日押し寄せる取材陣、あること無いこと書き込まれるBBS…気の休まる暇もなく文歌は追いつめられていく。

 携帯カメラってこういうときにとことんタチが悪いよな…と書くのは語弊があるな。悪いのはカメラでなく人間だ。カメラには何の罪もない。むしろ自分のモラルの低さをカメラに責任転嫁するのは言語道断。まるで注意しない学校側にも問題はあるとは思うが…
 自分たちですっぱ抜いて置いて、裁判所の情報管理が甘いとか言い出すのはどうよ?盗人猛々しいとはこのことか?

 何かと文歌の世話をする要に、要が好きになったのはミカの方、文歌がそのミカを撃ったのだと詰め寄る夏香。夏香には関係ないと返されて、勢い余って告白。玉砕フラグ一直線じゃないか(T-T)
 それを聞いていた文歌はこれ以上迷惑はかけられないと、海外にいる母・綺麗を頼ることを決意するが、その母に面と向かって育児放棄されて愕然。そのショックで周りから聞こえるシャッター音が全て自分を写している、全ての会話が自分を嘲っているとノイローゼ状態になり失踪。

 自分はまだ女でいたい。文歌を産んだのは「女の幸せ」という物を知っておきたかったから。でも出産はもうごめんだとか、これ以上ない親失格ぶりを発揮する綺麗。養育費を払えばいいってもんじゃねぇ!キラメキの溺愛ぶりと足して2で割ればまともになるんだろうか?
 キラメキがおかしくなるのも分かる気がするな。キラメキも被害者で元凶はこいつじゃないのか?

 行く当てもなく、結局、大嫌いだったはずのキラメキのアトリエに帰ってきてしまった文歌。ミカに頼ることなく一人でやっていけると証明するためにがんばってきたけどやっぱりダメだった、とこめかみに銃を当てる。しかし、その文歌の前に消えたはずのミカが。

 僕はフミちゃんの弱さと甘えだからと語るミカ。近づいてくるミカを拒絶し、文歌はミカを殴ろうとするが、先に殴ったのはミカの方。その後もミカは文歌を殴り続け、フミちゃんじゃ僕には勝てないと告げる。
 あの時、ミカは文歌に引き金を引かせていた。フミちゃんが自分で撃たなければダメだったのだと告げ、今度こそ自分を撃たせようとするミカだったが、文歌は銃をミカに投げて寄越し、そんなに消えたいなら私を撃て。そうすれば二人とも消えると叫ぶ。

 動揺するミカに文歌は更に追撃を。ホントは消えたくなんかない癖に!学校に行きたかったのも、友達が欲しかったのも、みんなミカの方!何でいつも私がしたいと思ったことを先にやっちゃうの?何で待っていてくれないの?私のしたいことを全部取らないでよ!

 フミちゃんのために、と思ってしたことが全ていらぬお節介、はた迷惑だったと告げられて激昂したミカは文歌と額を付け合わせて言い合いを始める。
 この辺、元は同一人物なんだよなと実感するなぁ…鏡に向かって叫び続けているような物か?

 お互い、腹の底に溜めていた物を全て吐き出し、相手にぶつけた後は互いに手を取り合って泣き合う二人。変わらなくちゃと思っていた。でも変われなかった。変わる必要なんて無かった。私たちがフミちゃんとミカでいるためには変わってはいけない。ミカを私の中に入れてあげない。変わってなんかやるもんか。それが文歌の出した結論。

 そして、文歌は人間として、フミカはシゴフミ配達人として再び歩き始める。

 これもフミカがシゴフミ配達人を続けられるように尽力してくれたチアキとパートナーはフミカだけと信じて待ち続けたカナカのおかげだな。キラメキの新刊発行を綴られた言葉達に罪はない、と強行した春乃もGJ!EDで流されるシゴフミを受け取った人々のその後も良かった。

・総評
 目を逸らされがちな社会の歪み、暗部に真っ向から問題提起する作品…と思わせておいて、いかに死ぬか、何を遺せるかを経由して、配達人であるフミカ自身の問題の解決で幕を閉じた辺りを考えると、メインはフミカでシゴフミはそのための手段だったのかな?

 問題提起の方で考えると度重なる自主規制で水を差された感が否めない。臭い物には蓋、事なかれ主義の害悪を自ら示してしまった辺りは皮肉だよな。
 問題提起だけして置いて投げっぱなしの印象が残るのはそのせいで途中で路線変更でもあったのかと勘ぐりたくもなる。

 シゴフミはあり得なかった未来の可能性。だが、それに縛られすぎるのも良くない。死者の想いを胸に刻みつつも、あくまで自分の人生を歩めばいい。自分の人生は自分の物。それから逃げ出したりせず懸命に生き抜いた末に自分の人生は悪くなかったと悔いのない最後を迎えられれば理想だよな。
 シゴフミを出す権利を得たときに、未練を悔いるのではなく、遺された者にありがとうと言える、そんな人生を。

 スタッフの皆様、お疲れさまでした。

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2008/03/16

シゴフミ 第十一話

 目を覚ました文歌。目を開けると確かにフミカと同じ顔だな。訳も分からず病室を出ようとするが3年寝たきりではまともに歩けるわけもなく、幸いにも見舞いに来た夏香と要に遭遇。

 記憶の混乱しているらしい文歌。キラメキを撃ったことも幸い覚えていないらしい。取り調べを延期した野島刑事、GJ!あんたが担当じゃなかったら文歌は精神崩壊していたところだよ。それに引き替え、編集部の上層部の連中は(--#

 一方、チアキに文歌が目を覚ましたらどうするのか?と問われたフミカはシゴフミの銃で自分を撃ってもらうのだと答る。チアキは配達人はもう死んでいるんだから死なないと返すが、フミカはフミちゃんが自分を否定すれば副人格であるミカは消えるのだと語る。

 チアキからの報せで文歌を夏香の家に避難させることに。一家団欒に戸惑う文歌。すき焼きも初めてらしい。確かに一つ鍋を突き合うなんてキラメキがやりそうもないよな…
 3年ぶりの食事でいきなり肉は消化できない気がするが、そんなことを言ってたら話が進展しないのでスルーしておこう。

 ところで、春乃さん。溶き卵にマヨネーズ入れてませんでしたか?(^^;;;

 要の女装姿も想像できないけど、それで優勝したって一体どんな化け方をしたんだよ!?

 要が見惚れたという犬を追い払ったときの文歌。それってミカの方だったんじゃ?ミカだとしてもこういう表情は珍しいけど…どっちにしろ墓穴を掘ってるぞ、要(T-T)

 フミカを救うために奔走するチアキ。福音局の書記?リサーラを頼り、過去の判例からその手段を見つけたようだが…

 カナカにパートナーはずっとフミカがいい、と告げられ、納得したように見えたフミカだったが、その直後、姿を消してしまい、文歌の方も偶然キラメキの小説を目に留め、それを読んだことにより全てを思い出し、ミカを求めて神社へ。

 神社で待っていたミカに抱きつき、お父さんを撃ってしまったと謝るフミちゃん。しかし、ミカに撃ったのは自分だと告げられ、銃を渡されると…そして銃声。

 どうやらフミカは消えたわけではなく、フミちゃんと人格統合して真・文歌になったようだけど言動を見る限りミカの方が強く出ているようで、野島刑事の事情聴取で開口一番、父を告訴すると言い出して。
 フミちゃんが純真無垢でいるためには黒い感情をミカが受け持つ必要があったと言うことか。そして、白は黒と混じれば簡単に黒く染められてしまうと…

 人格統合が落としどころだと思っていたら、まさかこんな展開が待っていようとは…フミちゃんとミカは分離していなくてはならない。そして、それこそが二人で一人である文歌の幸せなのか。このままだとやたらめったら裏表の激しい腹黒タヌキになっちゃうよ?
…それこそひぐらしの梨花並みに(爆)

 で、最後に電話を取ったあれが綺麗なのか?何故今更…キラメキと文歌を分離したい編集部の策略か?キラメキと綺麗ならキラメキの方がまだマシな気がするんだが。キラメキはまだ修正の余地があると思うけど、綺麗はどうしようもない雰囲気だし。

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2008/03/09

シゴフミ 第十話

 スズメの死を理解できない女の子。あれ?綺麗って文歌が生まれてすぐ出ていったんじゃないの?それに外出したこと無かったんじゃ?とか思ってたら、何のことはない、ただの別人だった(--;

 医者に末期ガンを宣告され、自分が余命幾ばくもないことを知り、会社を辞めて無為な時間を過ごしていた毅彦。ガンのことは周りには報せていないため、彼に向けられる目は冷たい。

 離婚の原因が双方の浮気。その上、夫の方の浮気相手は義弟って、なんだその泥沼は!?その上、昼間っから忍者居酒屋に繰り出す奥様方…話の本筋に関係ないところに今回は随分遊びを仕込むな…前回の後遺症か?

 親戚と言ってもまるで信じず、冤罪と分かった後でも謝らないばかりか紛らわしいことをするなとか言い出す警察は最悪だよな。幼い子連れなのにケンカした件に関しては毅彦に弁解の余地はないが。

 生きる意味を見失っていた毅彦。あのまま入水自殺どころか文伽の言葉を曲解して道連れにすらしそうな雰囲気だったが、文伽の持っていたお気に入りのゲームが自分の作ったゲームだったことで自分が今まで生きて来たことが無意味ではなかったのだと気付いた刹那、突っこんできたトラックから文伽を守るために文伽を突き飛ばしてそのまま…

 車道にいた二人にも非はあるが、クラクションならす暇があったらブレーキかけろよ。最後までブレーキ音がしなかったぞ?ひき逃げか?

 毅彦の葬式で遺体を見ても寝てると思っていた文伽。しかし、その頬を突いてみて何かを感じ取ったらしい。そして、毅彦からのシゴフミの絵を受け取って、フミカとの問答を経てようやく文伽は死とはどんな物なのかを理解し、涙する。

 最後に文伽の命を救い、彼女に死とは何かを身を以て教えた毅彦。それは無気力なまま病死することに比べれば遙かに素晴らしい死に様。遺体の顔も満足げに見えた。いかに死ぬかは確かに重要な要素かも知れない。そして、自分が死んでも何かを残せるならそれは素晴らしいこと。
 一人一人の思いを 僕らはどこまで残せるだろうか…逆さまの蝶

 あぁ、何も残せる物がないなぁ…むしろ遺したくない物ばかりだ(--;;;;

 そして、ついに文歌が目を覚ます。でも、いきなり刑事の尋問とか受けてるみたいだし、諸手をあげて喜べる状況にはほど遠い気が。それに目を覚ました以上、またキラメキと暮らすことになるの?それはもとの黙阿弥のになってしまいそうだし…前途多難だなぁ。

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2008/03/02

シゴフミ 第九話

 恋人にプロポーズされて幸せの絶頂にいたチアキ。しかし、返答の間もなくよそ見運転の対向車に衝突されて人間としての短い生を終えることに。まあ、恋人の方もよそ見してたけどな。プロポーズは車を止めて落ち着いてしましょう。
…それでもよそ見運転の車に突っ込まれそうだが(--;;;

 チアキはてっきり小学生、せいぜい中学生くらいだと…このロリコンめとか思っていたら、あの容姿で成人しているらしい。ちっちゃい子だったのね。

 要たちとフミちゃんのお見舞いに来ているフミカ。思いっきり配達人の情報を漏洩している気がするけどこの辺の規定はどうなっているの?チアキまで普通に姿を見せてるし。マトマもさぞや頭が痛いことだろうと思いきや、スルー…もはや、この程度で動じていたらチアキのパートナーはつとまらないと言うことか?喋ってはいない。文字で伝えたとか言い出す辺りは…ホントにそれで良いのか、マトマ?

 その上、南の島にみんなで遊びに行くという話に。職務放棄!?フミカにとっては願ったりだったんだろうけど。

 民宿に泊まるのはおろか旅行自体が初めてだと言うフミカにお泊まりの楽しさを教授しようと盛り上がるチアキと夏香。その輪に加われず、別部屋で途方に暮れる要とマトマの図がシュールすぎ…苦労人同士、実は気が合うのかも。

 キラメキにちゃんと新作をあげさせている!?恐るべし、春乃…これが適材適所という物か。

 マトマはお堅いイメージだったけどはしゃぐときは思い切りはしゃぐのね。公私の区別が付いていると言うことか?

 生まれ故郷に行ってきたというチアキ。でも、思い出の場所は一つも残っていなかった。死後50年も経っているんだから当たり前だと強がりつつも、みんな私を置いて行ってしまう。成長できるあんたが羨ましいと本音を漏らしてしまう辺り、相当参っているよう。

 隣島にお墓参りに行くという塔子を加えて恋愛のエキスパート・チアキお姉さんによる恋愛指南に盛り上がる女性陣。やっぱりハブられて寝るしかない要とマトマ。マトマがちゃんと布団を引いて寝ている辺りがいいなぁ…

 お爺ちゃんのお墓参りだという塔子。祖父の名は清澄才蔵。それはかつてのチアキの恋人の名で。恋人の幸せを祝福しつつも寂しさを隠せないチアキ。しかし、墓誌にはシゴフミの切手とともに「清澄千章」の名前が刻まれていた。それはそれで本妻に悪くないか?とも思ったけど、才蔵は生涯独身で、塔子の母は養女だったのだという事実が語られて。才蔵が生涯チアキを忘れることなく、そして死んだ後も変わらずチアキを愛していたことの証明。シゴフミによるプロポーズをチアキは受け入れる。

 これで、チアキは人妻か(笑)
 規則上、才蔵に会いに行くことは出来なさそうだけど。シゴフミを書いた本人と配達人は直接会わずに福音局が仲介してると思うし。
 才蔵のシゴフミは墓誌にチアキの名を刻むこととそれをチアキに見せることがセットだったわけで。フミカが今回は難しいと言うのも分かる。マトマは実はそれを知っていてチアキが海に行こうと言い出すように仕向けたのかも。実は陰の功労者?

 塔子の母って、もしかして事故相手の夫婦の子供だったりするのかな?だとしたら才蔵ってものすごくいい人だよね。

 最後まで蚊帳の外だった要。とりあえず、マトマとカナカのメンテナンス要員に(笑)

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2008/02/24

シゴフミ 第八話

 フミカが自身の過去を語るネタバレ回。でも、アバンでいきなりネタバレするのはどうなんだろう?

 フミカを撃っておいて、痛いだろう?こんな物を人に向けちゃダメだぞ、とか言い出すキラメキ。本人は教育のつもりらしい。確信犯を通り越して、悪意無しの純粋な善意らしいから手の施しようもないし。
人の痛みを知らない奴らにはこのくらいの凶育は必要かも知れないとか一瞬思ったり。キラメキ自身に人は撃たれたらこんなに痛いのだと思い知らせてやりたい。

 でも、要がキラメキを殴ったところではむしろ笑った。原因お前だろ!?
ついでに、お前の娘だろ!とか、その人は美川キラメキ先生なのよ?とか揃いも揃って論点ずれてるよ?

 夏香の順応力のあまりもの早さに驚愕した!何も考えてないと言うか、実際そうなんだから否定するだけ時間の無駄という考えなのか。まあ、こういう奴がいないと話が進行しないし。要しかいなかったらカナカとの押し問答で一話使っちゃいそうだしな(--;

 配達人は死人だから時間が止まっている。これ以上成長しないし、死にもしない。チアキの言葉通り、時間を巻き戻すようにフミカに撃ち込まれた弾は排出され、傷口は無くなっていく。遅れて服やマントも修復。でも、痛みまではすぐには無くならないよう。不死身だけど痛いというのは人間の心を失わないためか?

 チアキが煙管ふかしてる。その堂の入りッぷりは…結構キャリアこなしてるのか?

 時間が止まっているけど、体が生きているから成長はする。理屈は分かるけどイマイチ素直に納得できないものが…まあ、この辺は個人的な感性なのでダメとかそう言うことは言わないけど。

 文歌を溺愛していたキラメキ。文歌もそんな父が大好きだった。しかし、キラメキは芸術の時間と称して、文歌の体にガラスペンで小説の下書きを書き連ねるという虐待を繰り返していた。だが、それ以上に文歌の心を蝕んでいたのは、父が母の裏切りを思い出してぶつけてくる、お前なんか嫌いだ!の連呼。キラメキは元妻への憎悪を文歌に投影しているのだが、文歌にとっては大好きな父に拒絶されているとしか感じられないわけで。どんなに乱暴されても、我慢しているしかない。これ以上、大好きな父に嫌われないように、優しい父に早く戻ってくれることを祈りながら…

 ガラスペンを刺しているような描写もあるけど、跡が残るどころか入れ墨になっちゃうしなぁ…正気に戻った後、きちんと手当をしてたのか、それとも美しい肌を傷つけないギリギリの筆圧で思いとどまるくらいの理性(いや、理性と言うには語弊があるか?)があったのか…

 キラメキの妻であり、文歌の母だった女優。その女優の名前「綺麗」がキラメキのトラウマスイッチらしい。キラメキの変態ぷりに嫌気が差して逃げたのかと思ってたけど、文歌が生まれると同時に出ていったというタイミングから考えて、育児放棄か?となるとキラメキも被害者な訳で。裏切り者、汚い、消えてなくなれと言いたくなる気持ちも分からないでもないけど、それを娘にストレートにぶつけるなよ。

 優しい父と虐待する父。そのギャップに耐えかねた文歌は、いつしか人格を分裂させることに。耐え続けるフミちゃんとそれを慰める幸せなミカちゃんに。

 編集部はキラメキの虐待に気付いていながら、本が売れればそれでいい、ともみ消していたらしい。最悪だ、こいつら。何か痛い目を見せてやりたい物だが…

 幼稚園、小学校と、通わせてもらえなかった文歌。でも、中学校はどういう経緯か通わせてもらえることになったらしい。今まで父以外の人間にあったことの無かった文歌は、いきなり大勢の人間の中にいることには順応できず保健室登校だったが、それでも少しずつ慣れ始めていた。そんな矢先…

 成長する文歌に妻の面影を見たキラメキは、文歌から妻を追い出してやると逆上して…これは一体何をやっているんだ?経緯から考えると性的虐待とは考えづらいけど、キラメキ理論は常軌を逸してるからなぁ…逆に浄化してやるとかそっちの思考に行ってるかも?

 無難に考えて、文歌の体に綺麗の存在を否定し追い払う、呪詛めいた文章を書き殴っていた?

 フミちゃんが死んじゃう、と思ったミカはキラメキを銃で撃つが、フミちゃんはそれを自分がやったと思い、それ以来心を閉ざし、ミカの呼びかけにも一切応えなくなってしまったらしい。良かれと思ってやったのに逆にフミちゃんを追いつめてしまった。自分はフミちゃんに全てを押しつけて逃げた卑怯者だと韜晦するフミカ。閉じこめた部屋から脱出してきたキラメキを追いつめ、今度こそ殺そうとするが…

 それを止めたのは夏香の姉。凄まじい正論で反論の余地無し。この編集者の下でならキラメキも多少はマシになるか?
 頑張ってみたけど、文歌の体でなきゃダメなんだというキラメキのリハビリに、まず、自分の体を提供とか?凹凸がありすぎて書きづらいです(台無しだ!!)
 まあ、ともかく原稿用紙に普通に書けるようにはしないとな。清書は原稿用紙だったんだし、書けないことはないだろ?あ、アイデアが出ないのか。インスピレーションは大事だよな(--;

 そういや、キラメキはどうして文歌を入院させているんだ?むしろ眠ったままの方が字を書くには都合がいいような…撃たれたことを忘却したいから、それを思い出させる眠ったままの文歌を遠ざけ、そのまま都合のいい記憶を捏造して文歌はお出かけ中とか思いこんでいるのか?時間感覚あまりなさそうだし。

 文歌はフミちゃんが心を開けば目覚めるのか?ミカの方には体の制御権はないみたいだし。それと文歌が目覚めたらフミカはどうなるんだろう?文歌の体はフミちゃんに任せてミカはフミカとして配達人を続けるのか、それとも二重人格に戻るのか?人格統合して文歌に戻るのが一番良いんだとは思うけど。

 で、次回はチアキの話なの?

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2008/02/17

シゴフミ 第七話

 今回のシゴフミの宛先はミカワキラメキってえぇ!?生きてるのかよ!

 てっきり過去話だと思ってたけど…要するに撃たれたけど死ななかった訳ね。

 砂浜もしくは砂丘に突き立てられている無数の杖。そこにマトマも。充電?台詞だけ聞いてると温泉に入っているように聞こえるが。まあ、リフレッシュという点では同じか。

 シゴフミを届ける前に文歌の病室に寄るフミカ。そっくりだとカナカは驚くが…だから似てるか?
 フミちゃんは私の片割れだとフミカは語る。双子?それとも二重人格?
 最初、カナカの言葉が「フミコにそっくり」と聞こえて聞き直してみたけどフミカなのかフミコなのかイマイチ判断つけかねる微妙な発音だな、これ…

 天才と何とかは紙一重を地でいくキラメキ。感性だけで生きていて、常識とか道徳とか善悪とかまるで眼中にないどころか初めから持っていないらしい。
 美しくないから、と仕事場を見せない辺りにとんでもない秘密がありそうだが。

 夏香の姉の手首にいきなり文字を書き始めた辺りの描写から見るに、妻や娘や編集者の体を原稿用紙にしてたんじゃ無かろうな?

 文歌は体が弱かったようだし、それでなくとも何らかの負担を与え続けてたんじゃないかと。それとも、病弱な文歌は美しくないとかそっちの方か?

 キラメキ宛のシゴフミ。それは死後の世界は美しいと書かれたキラメキ著の本を信じて自殺したファンからのもの。おそらく、死後の世界とはどういうものか書かれていたんだろうな。そして、もしかするとキラメキへの批判の言葉も?

 それが受け入れられず燃やそうとするキラメキ。まあ、今までの言動からそれは予想の範疇だったけど。

 帽子をあげて顔を見せたフミカの顔を見た途端、満面の笑みで担当に娘だと紹介を始めるキラメキに、フミカは銃を突きつけるが、そこにやってきた要が体当たり。落とした銃はキラメキの足下に転がり、そして―

 何の躊躇もなく撃った!?

 何だ、この怒濤の急展開は?とりあえず要、余計なことをしやがって…

 撃つ気はなかったフミカ。ただ、変わらない父を見て、かつてあったことを思い出させたかった。そうでなければ自分が父を撃ったことが無意味になってしまうから。
 でも、キラメキの言動を見る限り、覚えていて尚、こうなんじゃないかと。そもそも反省するという思考自体がなさげだし。美しい自分のすることは全て正しい。そして、自分の意にそぐわない醜い物は全て消去とかそんな思考回路なんじゃないか?

 フミカの「娘も、娘達も…」と区別するような物言いはどういう意味が?姉と双子で娘が計3人なのか、それとも文歌と別人格のフミカ達ということなのか?

 撃たれたフミカはどうなってしまうのか?と言ったところで次回は過去話で事件の真相に。まだ中盤なのに早くね?

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2008/02/10

シゴフミ 第六話

 放送局によっては放送スキップの今回。テーマはいじめ。そして、この作品のテーマとして、決して勧善懲悪ではなく、社会の暗部にあえて踏み込んだ、むしろ不条理で救いのない展開。そして、結論を明示せず視聴者に委ねる形になるため視聴者側にある程度の読解力を要求する。

 その点で、今回は特に結論を視聴者に委ねる割合が多く、制作側が言わんとしていることと正反対の解釈をする方々がいそうではある。
 これ自体は独立したエピソードで、フミカの謎に迫る事に関してはスキップしても重大な欠落は発生しない。なら、安全策で放送自粛という流れか?

 今回、問題となりそうな箇所は、
・漫画で見たという鉄骨渡り。
 これはよそ様の作品に飛び火してしまう可能性がある以上自粛はしょうがないのかも知れない。
・執拗ないじめ描写
 これを見て嫌悪感を抱きこそすれ、真似してやって見ようなんて輩が居たら、それは人間失格。しつけが出来なかった親も同罪どころかもっと罪が重い。
・いじめの連鎖
 これを見て、いじめを見て救いの手を差し伸べるのは止めた方が良いとか、見て見ぬフリをするのが正しい…とか解釈している人が居たら、読解力が足りてません。
・ドライバーで刺突
 多分、これが一番の自粛原因だと思われるが、いじめ首謀者側が全くの無傷じゃそれこそ後味悪すぎだし。一命を取り留めたことの方が甘いと思うよ?ドライバーで人を刺しても人は死なないなんて誤解を招くじゃないか。きっちり、ドライバーで人を刺したら死にますと明示した方が良いんじゃないか?…というのは皮肉の言い過ぎですか?
・リアルすぎる掲示板描写
 いや、実際、ああいう反応になると思うし…所詮は他人事だしな(--;

 とりあえず、これを見て子供が真似するなんて危惧するような方々がいるのなら、アニメや放送局を非難する前に、その程度のモラルも持ち合わせない破綻者に子供を育ててしまった自分自身を反省してください。
 自分の子供は大丈夫だけど、他人の子は信じられない?余計なお世話です。っていうかそう思うなら地域で協力して何とかしてください。
 要するに自分たちの責任を棚上げして、安易にスケープゴートを仕立て上げるなと。

 さて、内容の方に言及すると、まず問答無用で最悪なのがいじめ首謀者。次にいじめに気付かない学校…いや、言動見ていると気付いているけど問題になるからと黙殺している風にも見えるな、これ。おそらく訴えてもろくな対処してくれないばかりか、告げ口したとばらされて更にいじめが過酷になるだけだな…そう考えると学校の事なかれ主義が陰湿ないじめの温床になってるんじゃないかと。
 もちろん、そんな子供に育てた親の責任はそれ以上だよ?全ての責任を学校に押しつけないでね?

 半分死人2の罪。お前、自業自得だ。半分死人を追い込んだのが自分だと言うことにすら気付いてないし。いじめには反応しないことが上策という通説を実践したまでは良かったが、結局、自分が半分死人にした仕打ちが自分に返ってくることに。

 見て見ぬフリを続けるより、救いの手を差し伸べてくれるという期待を裏切る方がいじめ首謀者より恨みを買うという展開はやるせない物を感じるけど。
 我が身かわいさに縋ってくる者を蹴落とした上に追い打ちをかけてる点は恨まれて当然だが。

 いじめられる理由は全くない。ただ、そのターゲットに選ばれてしまっただけ。そして耐え続けていればいつしかターゲットは変わる。それまでひたすら耐え続けるために心を殺す。半端な救いの手は逆効果となるとどうした物か。首謀者全員退学にしても逆恨みされるだけだし。一時的な解決でなく、報復を受けないような恒久的な対策が必要となると難しいよな…

 カナカが人間になりたい理由が「嘘が付けるから」とか、弱肉強食は自然の摂理。人間としては失格だが動物としては自分の命を守るために他を排除するのは正しいと語るフミカの言葉は辛辣。

 相手を殺すことでしか救われる手だてがない、そしてそれ以外の救いを示せないというのは人間も社会も未熟という証拠か。
 いや、動物は不要な殺生はしないと考えるとやっぱり人間は壊れているのか…

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2008/02/03

シゴフミ 第五話

 美川キラメキって、フミカの父親だったのか。世界は美しい物と醜い物に分けられると語り、醜い物はどうすれば良いのかと問われて、死ねば良いんじゃない?とか答えるお前は美しいというのかよ?
 外見だけじゃない、心や立ち振る舞いもだとか言っておいて自分がダメじゃないか(--;

 フミカ、猫が好きなのかと思ったら今回の宛先は猫?チアキまでこの猫を追って延々、出張してくるし。あれ?担当地域って受取人じゃなくて差出人の方で決まるのか?
 猫の名前でシュレディンガーってのも凄いな…量子テレポートとか出来るのか?(笑)

 0923は透明化?盗むんじゃなくて永遠に借りるだけとか言い出したチアキをボコボコに…声をかけてきたキャッチの兄ちゃん共も散々こき下ろして先に手を出させて置いて、正当防衛だとボコボコに…正義感強いを通り越して、かえってタチが悪いよ。
 その上、金までゲット。まあ、これは相手が勝手に置いていったんだからいいのか?

 この辺の強すぎる歪んだ正義感が父殺しに発展したんだろうなぁ…

 フミカ、猫嫌いだったのか。チアキのマタタビ作戦で集まってきた猫にまとわりつかれて為す術もなく…これはこれで(笑)

 そのまま気絶したらしいフミカ。目覚め際、寝ぼけてチアキに「フミちゃん?」と。あれ?フミカ=美川文歌ではないのか?ミスリードされてる?
 文歌でないのなら何故フミカと名乗ってるのか?シゴフミの銃に関係が?

 飛行形態はチアキが0825でフミカが0609。コードは杖によって違う?透明化はチアキが0923でフミカが0913で似てるけど。

 チアキがわざわざここまでシュレディンガーを追ってきた理由。それは生前のラッキーアイテムだったかららしい。嬉しいことがあったときにはいつも猫が側にいたからと微笑むチアキに、フミカは友達宣言。ま、チアキの方は既に友達のつもりだったんだろうけど。

 以前、飼い主夫婦と共に暮らしていたアパートを目指していたシュレディンガー。シゴフミの中身はその部屋の鍵。唯一の住人だった老夫婦が死んだから取り壊し?
 旅行中に事故死してシュレディンガーだけが生き残ったとか?

 中学のクラスメイトに文歌の連絡先を聞きまくる要。文歌の親友だった夏香から、病院に入院していることを突き止めるが、文歌はあの事件以来3年、ずっと眠っていると聞かされて。

 やけにあっさり文歌の居場所が分かったと思ったら、返って深まったフミカの謎。フミカ=文歌かどうかすらも分からなくなったしなぁ。一、二話に前後編で姉妹の話があったところから推測すると、文歌の妹とか?自分のために父を殺してしまった姉の名をあえて名乗ってる?姉の父殺しの罪を軽減してもらうために配達人をやってるとか…配達人が贖罪になるかどうかは分からないけど。
 成長するってことは老化もする?それが罰なのか?

…とか考えててもフミカ=文歌だったら詮無いことではあるな(--;;;;

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2008/01/27

シゴフミ 第四話

 今回のシゴフミの依頼人と受取人は娘を捨てて男と逃げた母とそのせいで男嫌いになって百合に走った娘。その分厚いシゴフミの内容は…

 特に黒いところはなく、普通にいい話だったな。百合についてはそのまま放置(笑)
蘭と七恵はこの話だけのゲストだとしたらあまりにももったいない。

 しかし、度々挿入されるペットボトルのカットが幻想的で綺麗だな、と思っていたらそれが火事フラグだったとは…これで火事になることもあることは頭の片隅にちょっとだけよぎってはいたけど。

 今回のメインはフミカとその周辺かな。

 フミカはこの街の担当。でも、宛先人が市外に出ればそれを追うために出張も可。そして管轄外に行けば、そこの管轄の配達人にも出くわす訳で。

 出張先の配達人・チアキとその杖・マトマ。マトマとカナカはどうやら仲が悪いらしい。
チアキはフミカに興味津々のよう。配達人は死人がなる物。だから成長しない。でも、フミカは会うたびに成長しているという。つまるところ、フミカは死人ではないと。やっぱりあのベッドに眠っているのが本体らしい。要の父が「ミカワフミカ」って言ってたしな。

 今後は、チアキがフミカの正体を探るために度々ちょっかいをかけてくることになるのか?それに要によるミカワフミカ探索が加わって…カナカまでフミカの過去に興味津々みたいだし、フミカ大変だな、色々(--;

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2008/01/20

シゴフミ 第三話

 ある日突然マンションの屋上から飛び降り自殺した大輝。遺書はなく、どうして自殺したのか誰にも原因は分からない。

 大輝と友達だった透は、大輝が死んで初めて、彼のことを何も知らなかったことに気付く。確かにいつも一緒にいたが、家族構成も知らず、将来の夢を聞いたこともない。何かに悩んでいたことはおろか、その素振りにすら気づけなかった。自殺するほど追い込まれていたのにその悩みを打ち明けられることもなく死なせてしまった。今から思い返しても何故自殺したのかまるで分からない。こんなことで本当に友達だったといえるのか?

 テレビでは親の虐待だのいじめだの学校の責任だの無責任なことを垂れ流していたがどれも大輝らしくなかった。そんなことでは大輝は自殺なんかしない。それだけは分かる。友達だから。

 学校側は責任回避のために生徒を一人一人呼び出して尋問。インタビューを受ける生徒は、このワイドショーを録画してもらわなくちゃと浮かれ、マスコミはここぞとばかりに叩きに走る…部外者は所詮は他人事と面白可笑しく騒ぎ立て、関係者は揃いも揃って責任転嫁。そんな状況に心底嫌になったときに、大輝の父が息子の死の真相を求めて学校に籠城。

 この時には父本人は虐待とは思って無くても大輝にとっては親の期待が重荷になっていたとかそんな構図なのかとも思ったけど…

 一番の友達として父に詰問される透。友達なのに分からないのか?との父の糾弾に対する彼の答えは父親なのに分からないのか?というもので。

 父が逆上する寸前、教室に現れたフミカ。シゴフミの宛先は透。そのシゴフミを奪おうとする父にフミカは銃を突きつける。

 父の頼みでそのシゴフミの内容を読み上げる透。そこに書かれていたのは、理由なんかない。死ぬ気もなかった。でも、生きる気もなかった。ただここから飛んでみたらどうなるか?ただそれを実行してみただけ。そんな文章で。

 初めから理由なんて無かった。だから誰にも理由が分からない。自殺するつもりはなかった。だから遺書が残っていない。そして、いつもなら思うだけで実行しなかった。ただ単に今回は実行してしまっただけ…そんな馬鹿馬鹿しい、意味のない死を父としては納得も認めることも出来ないのは当然だよな。しかし、透は納得できてしまった。友達だから…

 生存本能はどうしたんだよ?これって生命の冒涜って奴じゃない?と茶化すカナカに人間は壊れている。自殺、近親相姦、親殺し…こんなにエラーが多い生き物は人間だけと語るフミカ。そりゃま、カナカも乾いた笑いを返すしかないよな。
 本編見た後だと、笑いすら出てこないけど(--;

「死は人を救わない。ただ消えるだけ」フミカの言葉が突き刺さる。
 最初の会話の流れと度々挿入されるゲーム画面で、自殺に大した理由はないのだろうと思ってはいたけど、ここまで空虚とは…
 でもこれ、ゲームで死んでもコンティニューとかそう言う話でもないよな。これでゲームを叩くのはお門違い。ゲームには目的があるけど、大輝は生きる目的自体が希薄だったわけだし。かといって死ぬ理由もなかったからただ生きていただけ。虚無主義どころの話じゃないわな。

 フミカの銃に見覚えのあった、透と大輝のもう一人友人・要。かつて父親を撃ち殺したクラスメイトが持っていた銃。それがフミカの銃と同じだった。ミカワだろ?と呼び掛ける要を無視して、フミカは虚空に消える。

 その後に挿入される、ベッドで眠る少女。これがミカワキラメキ?でも、フミカとは似てないような…本の一節を引用する以上、無関係では無いんだろうけど。この辺の謎が話の縦糸になるのか?

 冒頭の堕ろさせた胎児からのシゴフミ。字が書けないから血まみれの手形…えぐいな。これをあんな明るい調子でドラえもんみたいに差し出されても(--;;;;

 シゴフミを送る権利を得るには当選が必要らしい。そりゃま、片っ端から送っていたら忙しくてしょうがないわな。
 当選基準は「強い思い」なんだろうけど、今回の大輝にそんな思いがあった訳が無く。判定基準として、死者本人だけでなく遺された者の思いも考慮されるということ?

ところで社会情勢に鑑みて内容変更って、どこをどう変更したんだろう?
追記:包丁だか散弾銃だかとりあえず籠城時の凶器に修正が入ったっぽい

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