2006/12/23

あさっての方向。 第十二話

 あさっての方向に突っ走ってきたこの作品もとうとう最終回。

 からだをからだだと認めようとしないテツ。尋と椒子が迎えに来た、そんな動かしようのない事実を突きつけられても頑なにそれを拒み続ける。

 そのテツに不知火の話をする先生。本当かどうか分からない不思議な話。でも、大切なのは今も変わらずそれが人々を導いていて、それを信じている人がいると言うこと。意固地になっているのがばからしくなって、テツはようやく全てを受け入れる。

 この先生、一体どこまで分かってるんだろう?事情は分からないまでも何かを察してたなんてレベルじゃない気が。

 椒子は、からだに貴女のせいじゃない。貴女がいたから尋に再会できて、今も一緒にいるんだと語りかけるが、最後まで言い終わらない内にからだは再び逃走。まさか、この期に及んでまだ逃げるとは予想外だった…

 椒子さんは優しいからそう言ってくれているだけなんだ。そう思いこんで駅に向かったからだの前に現れたのはテツ。駅に先回りしたのは良い判断だ。

 またどこかに行っちゃうのか?いいよ、行けよ。でも、俺は何度でも探す、そして何度でも見つけてやる。…好きだ!そんなテツの真摯な言葉を聞いては、もはやからだは逃げ続けることは出来なかった。

 感動的なシーンなんだけど、からだをテツに渡すのは複雑な気持ちの自分がいる…しかし。

 貴女がいて楽しかった。貴女がいたから頑張ってこれた。貴女といて幸せだった。
―これからも妹でいて良いですか?
 これからも兄でいさせてください。

尋兄が全部持っていった!?

 自分も子供に戻りたいと願っていた、でもそれを認めたくなかった。そう語る椒子に、尋はやり直してどうするつもりだったんです?椒子が椒子だったから俺たちは出会えたのにとかなんとか。

以前の椒子もそうやって籠絡したのか!?

 大人になりたかった理由、子供になりたかった理由、お互いそれを無くして、それでも元に戻れない二人。そんな二人に「今」が手をさしのべる。

 椒子にだけ別れを告げ街を去る琴美。その琴美が最後に椒子のポケットに忍ばせた物。それは他でもない願い石。

 てっきりこのまま戻れない物かと…琴美の「お父さんの言ったとおりだった」との言葉から推測するに、琴美の父も願い石に願い、叶った事があるのかも。そして、それが琴美と父の間にあったわだかまりの原因?もしかして、先生もそれに関わっていたのかな?

 かくして、一夏の物語は終わりを告げ、元に戻ったからだと椒子、そして尋の新しい生活が始まる。

 勝利者と思われたテツは放置気味だし、結局、尋の一人勝ちか!?

・総評
 本当の兄妹じゃないからこそ、理想の兄になろうとし、出来うる限りの愛情をからだに注いできた尋。
 本当の兄妹じゃないと知っているからこそ、自分を犠牲にしてまで愛情を注いでくれる兄に引け目を感じていたからだ。
 お互い相手のことだけを見ているつもりで、実はお互いあさっての方向を向いていた二人に、自分の気持ちに素直になれずあさっての方向を向いている椒子が加わり、願い石があさっての方向に願いを叶えたことで、事態は更に大きくあさっての方向に。

 言葉でなく雰囲気で語る、それでいて決して間延びしない絶妙なバランスの上に成り立っていた作品。1クールなのが実に惜しい。尋とからだの話で1クール、元に戻るための願い石探索で1クールとかでも良かったかも。

 さて、原作とDVDをそろえましょうか。

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2006/12/16

あさっての方向。 第十一話

 ただひたすらに自分を捜し続けるテツの姿を見て、ついに自分がからだであることをテツに打ち明けたからだ。しかし、テツは信じてくれず、逆に怒りをぶつけられ、酷く落ち込むことに。

 テツも薄々感づき始めていたような感じだったし、「信じない」と言うよりは「信じたくない」といった気持ちの方が強そう。それが手がかりすらつかめない苛立ちと合わさって強い拒絶と怒りになって吹き出したと言ったところか?

 テツに嫌われたと思ったからだはどうしたらいいのか分からなくなって椒子に電話。この電話の内容から椒子はからだが海にいることを知る。
 その直後、尋から自分が卑怯者だったことを認め、事実に向き合う覚悟を決めたとの電話を受けた椒子は、尋にからだの居場所を伝える。
 翌日、駅に向かった尋の前には、吹っ切れた表情の椒子が立っていた。

 どうやら椒子の方も自分が小さくなったのは自分が願ったからだいう事を認め、向き合う決意を固めたよう。お互いあさっての方向を向いていた三人(テツも含めたら四人?)の心が一つの方向を向いたとき、奇跡は再び起こるのか?願い石がないと元に戻れない気もするけど…

 今更なんだけど、尋が、「からだは自分たちが実の兄妹じゃないことを知らない」と思っていたように、からだも「尋は自分が実の妹ではないことを知らない」と思っているなんて可能性はないかな?そうだったら更にからだの感じているだろう負い目が深い方へと…

 何にせよ、実の兄妹ではないと認めた上で、それでも二人はこの世で唯一の家族であり、どちらがどちらに遠慮する必要もない、本当の兄妹にも引けを取らない絆で結ばれた兄妹なんだと、はっきりと確認する必要がありそう。
 とりあえず、まずは敬語を止めるとこからか?

 尋と椒子、からだとテツがどうなるのかは…尺を考えると無難なところに落ち着くのかな。

 しかし、次回が最終回とは早いよなぁ。もう1クール見ていたかった。

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2006/12/09

あさっての方向。 第十話

 ようやく誰にも迷惑をかけずに生きていける場所を見つけた―おそらくそう思っていただろうからだ。しかし、突然現れたテツに戸惑い、必死に自分を捜す姿を見て、自分は迷惑をかけ続けているんだとということ、ただ、それから目をそらして逃げているだけに過ぎないのだということ、そんな事実を突きつけられることに。

 いたたまれなくなって、何故、そんなに必死に探すのか、見つからなかったらどうするのかと問いかけるからだ。テツから返ってきた答えは、好きだから見つかるに決まっている、と言う物。シンプルだけど、それ故に飾らない本心をさらけ出す言葉。

 自分は邪魔者だからいなくなった方がいい、そう思いこんでいるからだにとって自分の存在を肯定してくれる言葉は何よりも嬉しいに違いない。でも、今のからだにとってそれは自分の願いが間違っていたと言われているにも等しくて。

 急な大雨の中、足を滑らして転倒してしまったテツ。怪我自体は大したことはなかったが、今までの疲れからか熱を出して寝込んでしまうことに。
 自分のせいだと責任を感じ、テツを看病するからだ。自分はここにいる。その一言を言いたくても言えず、からだはただ謝ることしかできなかった。

 一方、尋は部屋でただ、からだが帰ってくるのを待っていた。探して欲しくないと言うからだの意志をくんで、信じて待ち続ける。とか言えば聞こえは良いけど、結局、拒絶されて傷つきたくないだけ。そして、自分がからだに必要とされているという自信を持てないだけ。

 この、自分は相手の負担になっている。自分がいなければ相手は幸せになれる。という思考回路が、むしろ二人が兄妹だという証明になっている気もしないではないけど…

 自分が必要とされているという自信を持てないために相手を思いやりすぎ、かえって相手を傷つけてしまう二人の心があさっての方向から今に戻ってくるには、包み隠さず好意をぶつけてくる存在が必要なのかも。

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2006/12/01

あさっての方向。 第九話

 絵はがきの消印が叶町であることに気づいたテツ。そのことを尋に問いただすが、からだの行方は結局、分からずじまいで部屋で悶々。

 透子にバカな弟はいるけど、うじうじした弟を持った覚えはないと追い出され、考えるより突っ走るのがあんただと発破をかけられたテツは、尋から聞いたからだの最後の目撃地の街で聞き込みを開始。途中で合流した琴美の助言で尋ね人のビラを配ることに。

 体を心底心配し、警察には連絡したの?と助言も的確な琴美。でも、からだが大人になっている以上、それを知っている尋と椒子以外、誰にも見つけることはできないわけで。からだを見つけるのは想像以上に難しそう。

 そのころ、からだは佐藤と名を偽って海辺のペンションいそかでバイトをしていた。漢字だと磯香?五百川と呼ばれて反応してしまってもいそかと聞き違えたと言い訳も出来るな。
 からだ本人は前に来た海にフラフラとやってきて、偶然募集のチラシを見ただけみたいだけど結果オーライだったようで。

 椒子に心配しなくて良いと電話をかけてくる辺り、やっぱりからだは良い子のよう。その行動自体は模範的な小学生と言ったところだけど(^^;

 尋と椒子が恋人同士だと知ったとしても「妹」が家出をする理由にはならないと思い至り、からだが自分が実の妹ではないと知っていたのではないかと尋に問う椒子。

 何故確かめなかったのかと問いつめる椒子に、実際がどうであれ、俺たちは兄妹なんだから必要がない。と答える尋。椒子は自分と別れたときのことも重ね、傷つけたり傷ついたりすることから逃げている。何故本当ことを避けて通ろうとするのか?同情したり哀れむのが本当の兄妹なのか?臆病者、卑怯者となじる。

 耐えかねて、「心配なのも分かるけど…」と返す尋に同情なんてしていない。私があの子がいないと寂しいからだと言い捨て、椒子は去っていく。

 尋自身の問題については全くもってその通り。からだの件については、やぶ蛇になる可能性もあるから慎重になってしまうのも仕方ないかなとも思ったけど、一緒に生活し始めて間もない椒子が感じているのに、4年間ずっと一緒にいた尋がそれに気づいてなかったわけもなく、目をそらし続けた結果がこの有様なわけで。

 結局、ここまでからだを追いつめてしまったのは尋だというのはもはや言い逃れできないよな。もし、何事もなくからだが大人になったとしても、からだはずっと尋に負い目を感じ続けそうだし。必要だったのは本当のことを隠して偽りの兄妹関係を維持していくことではなく、血の繋がりはなくとも自分たちは兄妹だという確固とした言葉だったのだろうな。

 からだが見つかるまで帰らないというテツに琴美は泊まる場所はあるのかと現実を突きつけ、その上で一緒に恩師の先生のところに泊まろうと提案。なりは大きくても所詮は小学生のテツとしっかり地に足をつけて頼りになるお姉さんぷりを発揮する琴美の格の違いがここにはっきりと(^^;

 で、その恩師・磯貝先生の経営するのが他ならぬ、いそか。こう来たか。琴美、大活躍だな。テツはこのチャンスを生かして、からだに気づくことが出来るのか?

 予告。自分のために真剣になってくれているテツにときめきを覚えるからだ。でもこの気持ちは…
 続く言葉でテツの明暗がくっきりと(^^;;;;

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2006/11/25

あさっての方向。 第八話

 家を出て、電車で大きな街にやってきたからだ。自動改札を見たことがなかったのか?
予告で見たときは子供料金だったのかと(^^;

 不動産屋で物件を見てその家賃の高さに愕然。バイトをすることを思いついたからだだったが、履歴書の書き方どころか履歴書自体も知らず、それでも玉砕を重ねながらもがんばってその書き方を覚えていく。

 でも、体は大人でも中身は小学生のままのからだには世間の風は厳しすぎた。
下心丸出しの男どもに捕まらずに済んだのは本当に良かったけど。

 自分が実の妹ではないことを知っていたからだ。そして尋が自分のために何かを犠牲にしていることも。それならこの気に病みっぷりも納得できないことはないか…
 そして、尋が犠牲にしたものが自分が巻き込んだ椒子その人だったことを知ってしまった上に、姿だけ大人になっても尋を解放するどころか更に追いつめる結果になったことに気づいてしまったら…あわせる顔がないと思い詰めもするか(--;

 でも、逃げても何の解決もしないわけで。まさしくあさっての方向…

 そういえば、連絡をくれたタクシーの運転手が「ごじゅうかわ」とか言ってたってことは最後までふりがなは書き忘れていたのか(^^;;;
 ついでに今所持金いくら?街に着いた時点でもともと2千円くらいしか入ってなかったような。そこから履歴書、ボールペン、写真、履歴書の書き方(これはバイト情報のフリーペーパーに付いていたのかも?)、電車賃、食事(してないことはないよね?)と払っていったらほとんど残ってないんじゃ?

 次回がとっても気になるけど、時間が5分ほどずれてて予告が撮れてなかった(T-T)

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2006/11/18

あさっての方向。 第七話

 8/20は尋の誕生日。かつて、一度だけ共に過ごしたその日を思い返す椒子。

 ローストチキンを作ろうとして、黒こげにしてしまい、そのままゴミ箱に。丸ごと捨てなくても…表面黒こげで中身は生焼けなのかもしれないけど、どうにか再利用する努力くらいはした方がいいんじゃないかと。

 ケーキを作りたいというからだにつきあって買い出し。調理器具もご購入のため、荷物が大量に。からだ、張り切りすぎ(^^;

 バターを湯煎と称してお湯に放り込む、苺の輪切り、小麦粉をこぼす、と大活躍の椒子。生地をこぼさなかったのが不幸中の幸いか。途中で疲れて眠ってしまったおかげで、ケーキは無事完成(笑)

 帰り道。願い石が炭になっているのが騒ぎになっていることを知る二人。でも、本当のことを言うわけにもいかず、からだの心には再び陰が。でも、椒子が友達だと指さしてくれたことで、笑顔を取り戻す。

 ケーキは尋にも好評で、三人の同居生活もようやく平穏に…と思ったのもつかの間、椒子の本に挟んであった尋とのツーショット写真を見てしまったからだは翌朝早く、いずこへと。

 二人がかつて恋人同士だったことと、自分がそれを壊してしまった事に気づいたのか、それとも、単に椒子を子供にしてしまったことに対してなのか、ともかく、自分が尋兄の負担になっていると再認識したらしいからだ。でも、それじゃあ元の木阿弥だし。お前らやっぱり兄妹だ、と言うべきか?

 次回のサブタイトルはまんま「あさっての方向」だし…行動力があるのはいいけど、行動する前にもう一度よく考えた方がいいと思うよ?

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2006/11/11

あさっての方向。 第六話

 五十川家を訪ねてきたテツ。応対に出たからだに「ここ五十川の家だよな?五十川は?」とか滅茶苦茶な問いつめ方を。まあ、小学生だししょうがないか…

 からだを尋の彼女だと思っているテツ。これだけ容姿が似ていれば親戚とかの方が納得行きそうだけど、小さかったからだがこんなに大きくなった姿なんて想像外のものなのか。
 親戚の家に行っている事になってるのに、親戚だと言うことになったら根ほり葉ほり聞かれかねないので、この方がからだにとっては都合がいいんだろうけど。

 自分を必死に捜すテツに興味を覚えてからだはテツをストーキング。最初は迷惑がっていたテツだったが、思うところがあったのか、道すがら、からだのことを語り、以前、からだを連れてこようとしてからだがリタイアしたために来られなかった、洞窟の奥の源泉に案内。

 その夜、からだはテツに自分の安否を知らせて安心させようと手紙を書く。その手紙を受け取ったテツの喜びようと言ったら…この辺、やっぱり小学生なんだなぁ。

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2006/11/04

あさっての方向。 第五話

 3人で生活を始めた尋たち。お布団を上げようとして持ち上げたものの、押入の上の段に届かない椒子とか、届くはずなのについ踏み台を使ってしまうからだとか可愛すぎ。

 椒子がいてくれて良かった、という尋とからだ。しかし、二人の生活を見せつけられる椒子の方はたまった物ではなくて。
 尋とからだは無理にいてもらっているのだから、と思っているのだろうけど、それでは椒子は共同生活者ではなくお客さん。手持ちぶさたの居心地の悪さと疎外感を感じつつも、二人に悪気はないのも分かっているので怒るわけにもいかず。
 だが、二人が必要としているのは椒子自身ではなく二人の間をつなぐ緩衝剤なんだと思っている椒子は、そのことについては怒りを腹の底に貯めていた。

 出がけにからだに呼び止められて後ずさりする尋。お出かけのチューでもされると思ったのか!?それとも、胸?意識しすぎの尋に呆れる椒子。いや、自分にはそんな反応はしたことがないとかそっちの方?

 公園で子供達が遊んでいる姿を眺めつつ、今更、子供の遊びが出来るか、とその輪には入ろうとしない椒子。琴美の好意も余計なおせっかい。
 しかし、不意打ちで影踏みの鬼にされ、それに大人げないだまし討ちで仕返ししたことでようやくその輪の中に。

 時間を忘れて泥だらけになって遊んで、帰路についた椒子。いつまでも帰ってこないことに心配して探していたという尋とからだに出会い、ようやく、自分のことも心配しているんだということに気づく。

 明日からは家事当番は3交代制になるのかな?

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2006/10/28

あさっての方向。 第四話

 椒子が小さく、からだが大きくなったという椒子の言葉を認めようとしない尋。からだもビクビクしているだけで、事態は一向に進展せず。

 しかし、何気ない仕草、みそ汁の味、卵焼きの味の中に尋は、からだを見いだしていたよう。

 お互い行動を起こそうとしない二人に業を煮やし、椒子は二人をお祭りに連れ出すことに。
去年、一緒に花火を見た思い出の場所で、尋はからだに、何故こんな事を願ったのかと問いかける。それに「尋兄の負担になりたくなかった」と正直に答えるからだ。そして、それに続く言葉は、大きくなってもやっぱり自分は尋兄の負担にしかなっていない、という悔恨。ここでようやく尋は、彼女がからだであると何の疑問もなく信じられるように。

 椒子、頑張ってたこ焼きを食べきった甲斐があったな。
でも、もう一袋は好き嫌い関わらず勘弁だ(^^;;;

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2006/10/21

あさっての方向。 第三話

 共同生活を始めたからだと椒子。しっかりしてるとは言っても、「子供にしては」に過ぎないからだには、まだまだ知らないことが一杯。まあ、経験さえ積めば大丈夫か?家事に限ってなら、椒子より遙かに上手だし。

 椒子を訪ねてきた尋に、妹だと名乗る椒子だったが、自分を生活能力0のように言われてついつい反撃。それを椒子が妹に自分への恨み言を吹き込んでいると尋が取ってしまったことで話が妙な方向に。

 自分が椒子で、からだと入れ替わってしまったのだと尋に告げるも、尋は信じず、からだがどこにいるのかと問いつめてくることに、いい加減、我慢の限界に達した椒子は、そんんなに妹が大事なのかと逆に尋を責める。

 からだが実は親戚の子で、自分とは血がつながっていないこと、そしてからだがそれを知らないことを打ち明ける尋。それで、敬語なのか?

 葬式の日に初めて会った「妹」を置いて、椒子のいるアメリカに戻ることなどできない、という心境は分からないでもないが、それを椒子に告げもせず、というのは自分勝手過ぎるよな。「椒子はまだアメリカですることがあるから」なんてお為ごかしつきだから始末に悪い。

 両親が死んで、さらに唯一の肉親だと思っていた兄が実は他人で、本当の両親は既に他界していたなんて、あまりにもショッキングすぎて言えるわきゃないから、一緒に暮らすという選択自体は間違っちゃいないけどさ。からだへの思いが強すぎて椒子を切り捨てたというのは紛れもない事実なわけで。

 自分より妹を取ったと思っていたら、その妹と血がつながってないときては、椒子のダメージは更に深刻?悪いのは尋であって、からだはちっとも悪くないと椒子自身分かっているだけに気持ちの逃げ場がないのが更に辛い。

 椒子の家で顔を合わせた尋とからだ。さて、どういう話になるのやら?

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