武装錬金 第二十六話
カズキの代わりにパピヨンとの決着をつけに来た斗貴子さん。それに対し、「代わりなどいない!」と告げ、武藤カズキのいない世界など何の価値もないと続けるパピヨン。その背後には巨大なフラスコが。
フラスコがカウントダウンを始めたのを見て、パピヨンが世界を灰燼に帰すつもりだと思った斗貴子さんだったが、中から現れたのはパピヨンが精製した白い核金だった。
俺はお前なんかに負けない。負けるものか。見ていて、武藤カズキ。俺はもう、絶対に泣かない!強くなった私を見て!
なんだこれ?なんだこれ?なんだこれ?パピヨンはカズキとの約束を守って白い核金を精製した。私はその間、何をしてた?パピヨンはカズキが必ず帰ってくると信じていた。なのに私は信じなかった。カズキとの約束を守らなかった。カズキの代わりに決着だなんて…私は私の胸の中のカズキを殺していた。守らなかった。でも、パピヨンは守ったんだ。私はパピヨンに負けたんだ。あははは…くけけけけけけけ…ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ…
とか書いてみる(笑)
バスターバロンが、カズキ救出に向かってきていることに気付き、月の重力を反転させてカズキを宇宙に打ち上げようとするヴィクター。一人、月に残ろうとするヴィクターだったが、カズキはヴィクトリアが待っている、とヴィクターも共に帰ることを譲らなかった。
宇宙服にもなるシルバースキン。ホント万能で便利だよなぁ。
裸で抱き合ってグルグル。こういう演出久しぶりに見たような…これは規制に引っかからないらしい。
白い核金で人間に戻ったカズキ。パピヨンは早速決着を望む。
容赦ない爆撃を仕掛けるパピヨンに対し、カズキはあくまで寸止め。最後の一撃が地面に落ちていたバルキリースカートの刃と言うところも含めて、蝶サイコーな勝負だった。
「俺は蝶野攻爵の名を忘れない。だからお前は新しい名前で新しい命を生きろ。」それが俺たちの決着だと言うカズキの言葉にパピヨンは納得。
全てを救いたい、という信念を最後まで貫き、カズキはついに偽善を善に変えた。
白い核金で人間に戻ったヴィクター。しかし、彼はヴィクトリアのためにホムンクルスになることを選び、ホムンクルスの王として、全てのホムンクルスと共に月で眠りにつくことに。いつか、ホムンクルスを人間に戻す方法が見つかることを信じて。
都市伝説となった蝶人・パピヨン。今では誰もが彼の名を愛を込めて呼ぶ。「そう、もっと愛を込めて!」
・総評
まっすぐな熱血バカが目指した理想。偽善なのではないかと悩み、傷つき、それでも貫き通したその信念は、ついに現実の物となった。
善でも悪でも最後まで貫き通せた信念に嘘偽りなどない。蝶サイコーな大団円。
そして、ヒロインは…誰もに存在を認められて幸せ一杯のパピヨンだよなぁ…やっぱり。
斗貴子さんもカズキと幸せに。
蝶サイコーな作品を作り上げたスタッフの皆様に惜しみない拍手を。お疲れさまでした♪
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