落語天女おゆい 第十二話
唯の宝珠を奪い、勝ち誇る左京。しかし、圓朝はまだ諦めていなかった。
左京を戦闘ではなく、言葉、言霊の力だけで倒したことは評価したいと思う。
コミック版とのつながりを考えるなら、倒したのではなく封印した、なのかな?これだけだと連載されていた話につながってない気がするけど、書き下ろしでつなぎの話があるようなので、それで整合性はとれているのかな?
そして、後日談。この作品に求めていたのは、こういう雰囲気なんだよな。お別れ会を兼ねたお花見。それになぞらえた噺を披露する唯。そして別れ。
晶と鈴、なにやらお土産をたくさん持っていこうとしていたようだけどみんな消えちゃったようで。でも、持って来ちゃったらかなりやばいと思うのでこれで良かったんでは(^^;
晶の源内の愛の結晶号ってそんなおのろけな名前を付けられても…でも、壊れちゃうんだよね?
そして、大トリを飾るのは歌丸師匠。結局、唯はあまり成長してないかも…
・総評
落語芸術教会75周年記念企画ということで、落語を題材にどんな話になるのか期待して見始めたこの作品。でも、落語は隠し味程度であまり前面に出てこなかったのが残念。もしかすると落語に詳しい人ならここの元ネタはあの噺だとか発見する楽しみがあったのかも知れないけど。
でも、「言葉の持つ力」というテーマはちゃんと伝わってきたし、最後に落語してくれたし、歌丸師匠が閉めてくれたし、と終わりよければ全て良し。としてもいいかな?
お後がよろしいようで。
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