GUN×SWORD 第二十六話
GUN×SWORDもついに最終回。それぞれが自分の選んだ道を走り抜ける。
・ウェンディVSバカ兄貴
かつて兄より護身用に渡された銃。いったんその兄の手でゴミ箱に捨てられた銃は、それを拾い直した時からウェンディの自身の決意の象徴となった。兄を止めるために彼を撃つ事を選択した時、ウェンディはやっと兄と対等になれたのかも知れない。
同志を否定され、逆上しウェンディを絞殺しかけるミハエル。それを止めたのは妹を守るために彼女にあげたカメオだった。自分の代わりにウェンディを守るはずだったカメオに
、その自分が噛みつかれている。ここでようやくミハエルは自分の矛盾に気づいたのかも。
ヴァンと共に世界を見てきたウェンディと同志を盲信するミハエル。視野が狭いのはミハエルの方だった。それに気づき、ウェンディを一人前だと認めはすれ、彼はもう引き返せない。
・カルメン99VSファサリナ
かぎ爪の死を知り、死を望むファサリナ。そこに現れたミハエルに駆けより、生きる意義を再び見いだしたかに思えたのもつかの間…カルメンにとってはファサリナの勝ち逃げか?
・ジョシュアVSバースディシステム
寸前でシステムをダウンさせることに成功し、レイの復讐を完遂したジョシュア。ずっと兄の背中を追い続けてきた。これからは何を追えばいいのか、と語るジョシュアにユキコは日常にも生きる意味はある。むしろそっちの方が大事と語る。ユキコだからこそ言える説得力のあるお言葉。
・プリシラ&エルドラチームVSワンオアワン
死亡フラグも何のその。絶体絶命のピンチも死線も乗り越えて、幾度倒れようとも立ち上がり、ワンオアワンを全滅させ、バースディのバリアの解除にも成功。敢闘賞(笑)
・ヴァンVSかぎ爪
システムのエネルギーを利用して時空間を圧縮し、過去からやり直すからエレナが生き返るというかぎ爪。それに対しヴァンは「死んだ者は絶対に生き返らねぇんだ!俺からエレナの死まで奪う気か!!」と激昂。たとえ生き返ったとしてもそれはもはやエレナじゃないしな。
バースディの前に手も足も出ないヴァン。命尽きかけるも走馬燈の中でエレナの姿を見て、OPテーマと共にパワーアップして復活。ヴァンに改造を受けなくても元々オリジナルセブンの鎧を動かすことができる素質があったのはちゃんと語られていたし、否が応でも盛り上がる。
エルドラVをカタパルトにバースディに突撃。一旦は弾かれるも上空からバースディを切り裂く。ついにかぎ爪と対峙したヴァンがなすべき事はただ一つ。棺ごとかぎ爪を一刀両断。ヴァンの復讐はここに幕を閉じた。
・カイジ
美味しいところ独り占め。それがカイジ。まさか、ここで出てくるとは(^^;;;
新たな目的を求めて旅立つヴァン。
兄さんとヴォルケインを引き上げたいというジョシュア。
最後に名前を呼ばれて「あなたのことが好きだったみたい」と告げて去っていくカルメン99
「また会いに行くよ、答えをもらいに」とヴァンの後ろ姿を見送るプリシラ
そしてヴァンを追わず、そのまま背を向けて走り去るウェンディ。
彼らの旅はこうして終わりを告げ、各々の新たな目標に向かって別の道に歩み出していく。
数年後、インタビューを受けるウェンディ。次回予告語り口調はこのインタビューか。カメオ、でかくなりすぎ…上に乗れるよ。遅いからあまり意味ないけど。
腹を空かせて偶然、ウェンディの家を訪れるヴァン。いかにもヴァンらしい落ちが付いたところでTHE END。
・総評
「痛快娯楽復讐劇」の看板に偽りなく、シリアスなときはシリアスにギャグの時には徹底的にギャグを貫いたメリハリのある作品だった。
第三話で番外編やってどうするんだろう?と思っていたエルドラVがここまで話の根幹に関わってくるとは思いもしなかった。今振り返ると第三話に入れたのは絶妙の構成だったかも。
ヴァンと同じく、かぎ爪への復讐を目的とするレイ。この手のキャラは志半ばで散ってしまうのがよくあるパターンだが、レイは彼の復讐を成し遂げ、満足して散っていった。それについては彼は幸せだったのかも知れない。
それぞれのキャラがそれぞれの信念を貫き通した文句なく名作と呼べる作品。
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