あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第十、十一話
花火を打ち上げたのに、めんまは消えなかった。疑問と同時に安心するじんたんたち。しかし、それは自分たちが本当に心の底からめんまに成仏して欲しくなかったからだという自己嫌悪をそれぞれの胸に植え付けることに。
その中でも、あの日、溺れるめんまを発見していながら、動くことが出来ずに見殺しにしてしまったぽっぽの後悔はかなり深刻な物だったはずだが…それをギャグで流して良いのか?
めんま本人が恨んでもいなければ気にすらしてないんだから、いつまでも罪悪感を抱えていなくていいってのはその通りだと思うが。
実は既に願いは叶えていためんま。それは、じんたんの母に頼まれた、辛いのに涙一つ見せずに頑張りすぎているじんたんを泣かせること。
みんなにお別れも言えずに、じんたんにすら見えなくなって消え去りかけていためんまだったが、みんなへのメッセージカードを遺すことだけはやり終える。これで未練無く消えていけると考えたのもつかの間、最後の奇跡が。
みんなの目に見えるようになり、みんなにお別れの言葉をかけられながら、めんまは笑顔で昇天。トラウマを払拭したじんたんたちはようやく前を向いて進んでいけるように。
あなるはこの後、じんたんと付き合えたのだろうか?二人の子供としてめんまが転生してきたら、また話がややこしくなりそうだが。
つることゆきあつは…どうだろうな。ゆきあつのKYぶりは筋金入りだからなぁ。
ぽっぽは今度は逃避ではなく、自分の意思で今までの同じ生き方を続けていくのかな。
・総評
今期の作品の中では上位に位置するであろう良い雰囲気を持った作品。だが、いくらか肩すかしな所があった印象も。話の転換点になるかと思われためんま母の妨害も、どうもなし崩しに解決しちゃったし。
じんたん達の本当のトラウマ払拭に一話かけるべきだったんじゃないかなぁ?全十一話ってところがネックだったのか?
ストーリー:4
キャラクター性:4
画:4
演出:4
音楽:4
総合的な評価:4
総合点:24
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