化物語 第十五話
ブラック羽川に、ご主人様と恋仲になれば自分は引っ込むのだと迫られた暦。
17年分のストレスがたった半年で溜まるわけがないと反論するが、暦への恋心を告げられない苦しみはそれに匹敵するほどの物だったと反論されて。
自分は嘘を吐かない。それ自体が羽川の嘘だったことに思い至る暦。吸血鬼の魅了の件すら、暦に惹かれている自分自身を抑え込むための嘘だった。
自分が好きなのはひたぎ。それを偽って羽川と付き合うことは出来ないし、羽川に失礼。それに自分の言いたいことをお前に言わせる羽川も卑怯だと告げる暦に、ブラック羽川はもう一つの方法を告げる。
それはストレスの原因である暦が死ぬこと。一旦はそれを受け入れた暦だったが、自分が殺されたらひたぎは必ず羽川を殺すと思い至って。
ひたぎならやらないわけがないどころか、殺らなかったらひたぎじゃないよな。
暦が助けを求めたのは忍。それを受けて暦の影から忍が現れ、ブラック羽川をエナジードレインして決着。でも、影が出来る位置に暦を誘導したのはブラック羽川自身。彼女は暦の影に忍が潜んでいることを分かった上であえてこの道を選んでいた。
ストレスが消えたって、暦が死んだらご主人は悲しむに決まっているしな。
自分との友情よりも自分への恩返しをとる暦に羽川は寝言で苦言を。
メメは既にこの街を去っていた。挨拶も無しにこの街を去ったりはしない。それ自体がメメの別れの挨拶だったことに暦は気付く。
暦ならもう怪異と出会っても自分で解決できることを信じて?忍がいるから大丈夫?でも、忍は影から出てこないし。
文化祭の出し物はお化け屋敷。怪異が混じってたりしないよね?
・総評
といっても、本編が随分前の話なのでかなり忘れているなぁ。作品自体は紛う事なき名作だとは思うのだが、シャフトのスケジュール崩壊で放送版は未完成バージョン。ネット配信版は締め切りがないのを良いことに延期しまくって、放送含め、全15話で丸一年か。
作画が間に合わないのを演出でカバーするのはシャフトお得意の戦法だけど、もはやそれでカバーし切れていないとか、どうしたものか。とりあえず出来てないんだから作画は減点しておくか。
ストーリー:5
キャラクター性:5
画:2
演出:5
音楽:5
総合的な評価:5
総合点:27
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