黒執事II 第十二話
ハンナはシエルの魂ごとアロイスと契約。その契約が成就するまではシエルの魂はアロイスの中に封印されたまま。
そして、アロイスの願いはセバスチャンとクロードの決闘。悪魔は本来不死身だが、ハンナの剣でつけられた傷は癒えることはなく、悪魔殺しが可能らしい。
決闘はセバスチャンの勝利に終わり、アロイスはクロードの最後の主人の座を手に入れ、満足して消えていく。
セバスチャンはようやくシエルをその手に取り戻せる、と思ったのもつかの間。ハンナはシエルとともに海に身投げ。それを追ってどうにかシエルを見つけるが…
ハンナはクロードの死体の傍らで眠りに就く。クロードを愛していたからこそ今まで従っていたのか?もしかして初めからこれを狙った無理心中だったのか?
アロイスはハンナの中でルカと再会し全員全部幸せだ!と叫ぶが、悪魔って死んだらどうなるんだ?地獄行き…じゃ悪魔にとっては今までと変わらないだろうし。
セバスチャンはやっとシエルの魂を味わえると思ったら…シエルが悪魔になっていて永遠にお預けってなんじゃそりゃ?
それでも主従の誓いは有効なので二人は永遠に主従関係。悪魔で悪魔の執事だそうな。
・総評
一期の最後、復讐を完遂したシエルは契約通りセバスチャンに魂を捧げる。それで綺麗に終わっていたのに…完全に蛇足な上に台無しなんじゃないかこれは?
復讐に全てを捧げ、それが終われば消える。その決意の強さと儚さが同居する様が良かったのに。誰得ですかこれは?この結末を望んだ人がどれだけ居るんだろう?
アロイスの存在も中途半端だったし。一番の活躍の場がサプライズの第一話ってのは使い捨てと変わらないんじゃ?
ハンナがルカに惹かれる物語は良いと思ったが、クロードは結局何だったのかという話に。最後までセバスチャンの対等のライバルになり得てなかったしな。せいぜいシエルをかすめ取った手腕くらいか。
ストーリー:2
キャラクター性:3
画:4
演出:3
音楽:4
総合的な評価:2
総合点:18
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