テガミバチREVERSE 第十話
かつて世界に生息していた精霊虫、しかし、精霊虫はやがて心を失い、かつて自分が持っていた心を追い求めるだけの存在、鎧虫に成り果てた。
その中でも危険だと思われる個体の幼虫をマカはこの洞窟に封じてきたらしい。ノワールが封印を解いたのはそのうちの一匹。ラグは見逃して良かったのかと問うが、ニッチ姉は一匹程度では世界がどうにかなることはない。封印されている数千匹の監視の方が重要なのだと語る。
ラグの目の精霊虫は今も生きていてラグに力を貸しているらしい。琥珀に閉じ込められて精霊琥珀になれば、鎧虫化することはないと聞いてラグは一安心。
病弱な子供に精霊琥珀を埋め込むなんて治療法があるのか。だったら、ラグ以外にも精霊琥珀が埋め込まれた子供が居てもいい気がするが。
コナーは修道院の少女に一目惚れ。そのために毎日修道院のクッキーを買っていたらしい。でも、目当ての娘が出てきたのは最初の一回だけで、後は本来の担当の娘が出てきていると。
あの娘に会わせて欲しい、せめて名前を教えて欲しいと頼むコナーだったが、それは修道院の御法度。と言うだけじゃなく、この娘自身がどうもコナーに惚れているみたいで。なんだか面倒臭いことになってるな…
とか、思ってたら、自体は更に複雑。コナーが一目惚れしたのはロダで、この修道院はリバースの隠れ蓑。修道女達は騙されているわけではなく、リバースの信奉者。
リバースのひいてはノワールの情報を得るために、ラグは女装して修道院に潜入。だが、ロダに見つかり、あなた可愛いわねと迫られて。
ロダはそっちの趣味なの!?と思ったのもつかの間、ロダはラグの正体を看破していた。
テガミバチに世界は救えない。自分は人工的に精霊を生み出す実験でいろいろな生物と合成され、その前の記憶を失った。今のこの心もどの生物の物なのか分からないとロダは語る。
リバースの目的は、ノワールが蘇られた鎧虫の成虫によって首都アカツキを壊滅させること。一匹でどうにか出来るじゃないか、ニッチ姉…人間の世界の首都が壊滅しても、世界全体にはさほど影響はないってことか。
世界政府が非道な人体実験を行っていることは事実。失敗作として捨てられたロレンスやロダにはそれに復讐する権利があるのも事実。
対するラグは、だからといって首都の無関係な人々まで皆殺しにするのは間違っているってスタンスを取らざるを得ないんだろうけど、それじゃ対抗する理由としては弱すぎるなぁ…ラグの母ってアカツキにいるんだっけ?母を守るだったら何とか拮抗できるか?
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