Angel Beats! 第十話
音無のSSS団卒業作戦の最初のターゲットはゆい。ガルデモのギターボーカルとして充実しているだろうゆいなら、後一押しで卒業できるだろうと考えていたが…
生前、トラックにはねられて首から下が動かなくなっていたゆいのやりたかったことはあまりにも多くて。
音無はそれを律儀に全部叶えようとするが、当然、ゆいの未練はそんな些末なことなどではなかった。
思う存分体を動かすこともその一つでもあったが、自分をずっと介護してくれた母への申し訳なさと、そして、体が動かない自分が望んでも決して叶わない夢、結婚。
ここでまさかの日向によるプロポーズが。ゆいがどんなハンデを抱えていようと関係がない、60億の中から必ずゆいを見つけて側に居るというその言葉に満足し、ゆいは卒業する。
日向のプロポーズは不覚にも目頭に来たし、この話単体だけで評価するなら、いい話であることは認める。
だが、今までの話の流れの続きとすると、意図的かどうかは知らないがいい話で誤魔化している部分があまりにも多すぎる。
天使を悪役に仕立てて自分だけ善人ぶっている音無とか。SSS団の連中に不信感を抱かせないためという大義名分を振りかざして、奏を良いように使いまくり。
それに素直に従う奏の献身ぶりが泣ける(T-T)
死んでも数十分で復活するのに、ゆいの手につぶれたまめと絆創膏とか。
日向がゆいの卒業をいきなり肯定しているとか。
重箱の隅を突いてもしょうがないのでこの辺にするが。
前回の音無の決意を受けて、今回はこの作品が最終的にどこに向かうのか、それを見極める重要な話だった。
音無が淡々と卒業計画を練ってそれを実行していくようならこの作品を見限るつもりでいたが、ギャグ風味で進めていた辺りでは、ゆいの要求を叶えきれず失敗。計画の再考を余儀なくされるという展開ならそれもアリか、と思っていた。
しかし、結果はゆいが卒業、日向がなし崩し的に音無側についているという納得しかねる展開で、もうこの作品に期待するものは何もないとさえ考えていた。
だが、Cパートで謎の影という新展開が!
これは、いつまでも卒業せずに抵抗を続けるSSS団の連中が、転生不能の不良品として廃棄処分されるってことですか?冒頭の奏のゴミ捨てと焼却炉で燃え尽きていくゴミの描写はこの伏線ですか?
いつまでも未練を抱えて彷徨っているなんて、悪霊か地縛霊かってなもんだものな。
さぁ、面白くなってきた?
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コメント
あの娘に格闘技を教える際に、
叩きつけ系の技だけでなく
↓みたいなキック系の技も教えたほうが良かったですね。
S・ソバット:敵の身体を3回以上連続で、
回転を保つように蹴る技。
・・・・・
また会いましょう。
投稿: 鳴海みぐJr. | 2010/06/06 11:01
>鳴海みぐJr. さん
日向を蹴り飛ばした時、そのくらい回転してた気がするのですでにマスター済みでは?
投稿: 藤ゆたか | 2010/06/06 14:16