うみねこのなく頃に散 EP5
End of the Golden Witch
魔女の終焉?物語は遂に完結編に突入。完結編であって解答編ではないらしい。だから「解」ではなく「散(チル)」…その意味が示す物とは?
ゲームを続行する気力を失い、生ける屍となったベアト。彼女が望む物はただ一つ。戦人に殺して貰うこと。しかし、戦人は新たにゲームマスターとなったラムダが構築した第5のゲーム盤のプレイヤーを拒否。結果、ゲームはプレイヤー代理のベルンが送り込んだ探偵・古戸ヱリカに陵辱し尽くされることに。
今までミステリーのお約束なんて通用しませぇ~ん。って感じだったのに、一転、ミステリーで戦うならノックスの十戒に違反する物は全て認めてはいけない。隠し扉の有無なんて赤字で確認するまでもなく否定されている。そんな物を議論するのは時間の無駄。とか言い出したからどうなることかと思ったら…
探偵という物がいかに傲慢で不遜で自分勝手で、自分の知的好奇心を満たすためだけに平然と他人の名誉を貶め屈服させることに喜びを見いだす知的強姦者なのかを延々と見せつけるアンチミステリーに?
金蔵の部屋でラムダがヱリカに有利な赤字を封印したのは魔女幻想を維持するためなのかと思ったら、全ては夏妃を徹底的に貶めるための伏線とは。
赤字でがんじがらめにしつつも逃げ道を残し、そこに誘い入れてはフルボッコの繰り返し。精神的嬲り殺しの末に汚名まみれの濡れ衣を拘束衣にして冤罪を自白させる。
夏妃イジメのフルコースは夏妃の全人格もこれまでもこれからも全てを否定。人間の所行じゃないよ(T-T)
意図的に夏妃のアリバイを証明せずに、他の全員にアリバイがあるから犯人ですって暴論にも程があるよ。その観点で言えば、EP3の犯人は絵羽ではないことになるが。
ノックスの十戒により、探偵は全ての証拠を見つけられるとか、その監視は完璧だとか…そこまでくるともはや魔法と変わらないし。
この物語はノックスの十戒に則っているとは保証しない。しかし、ベアトは戦人に解くことが出来るようにゲーム盤を構築していた。ただ、ベアトが解けると思っていただけで、実際に戦人が解けるかは保証できない。だが、ゲームである以上、ベアトと戦人は対等だった。
それは赤字では語られていなかったこと。でも、赤字でなくてもこれまで戦ってきたからこそ信じることか出来る。愛がなければ視えない…
相手が構築したがんじがらめの赤の真実を崩すのではなく、赤字に反しない全く別の真実を構築すること。それがこのゲームの本当の戦い方。
否定できない複数の真実が並び立つ事が出来る限り、魔女幻想はその存在を許される。他の者の手からその幻想を守りつつ、自らの手で否定する。その矛盾した刃のみがベアトを安らかな眠りにつかせることができるのか?
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