地獄少女 三鼎 第二十二話
三者面談だというのに仕事で姿を現さないゆずきの両親。それどころかゆずきの三者面談資料も何故か担任の手元にない。小さい頃に何になりたかったかと問われても何も思い出せない、そして帰り際にみんなが「お母さん」と口にしているときに脳裏に浮かんだ桜の木(とうめき声?)、子供の頃のことを思い出そうとした時の「助けて…」
ゆずきの両親どころかゆずき本人の存在自体も怪しくなってきたような…この作品での桜ってどちらかというと不吉の象徴だし。元々この世の存在ではなくて、次期地獄少女として人の世と心を理解するために研修中?
追いつめられているゆずきを心配する三藁。ゆずきのことを冷たく突き放すつぐみに苦言を。でも、つぐみ自身、自分のことで手一杯みたいだからな。自分の心は自分にしか救えない。人がなんと言おうと結局は自分が現状をどう受け止めるかどうかだし。
そんな中、ゆずきが出会った先輩・純香とその妹でモデルの結香。
地味だけど真面目な純香と派手でわがままし放題な感じの結香は外見はうり二つでも性格は正反対。要領のいい結香に純香は割を食わされている感じ。
でも、結香が交通事故で怪我をして無理矢理モデルの仕事を純香にやらせてから状況は一変。元々真面目で勤勉な純香は、自信をつけることで結香より良い仕事をするように。そしてモデルに留まらず役者にまで躍進。
だが、結香の怪我が治っても純香は「結香」を返そうとせず、結香の恋人まで寝取る暴挙に。自分の築き上げてきた物を根こそぎ奪われたことに怒り心頭の結香に対し、純香はそれはきっかけに過ぎず、役者としても成功したのも恋人が自分に乗り換えたのも全て自分の実力だというスタンス。
そこにいるのは二人の「結香」。全く同じ姿で全く同じ思考で全く同じ行動を、ということで全く同じタイミングでお互い糸を引き合って同時に地獄行きなのかと…
結局どっちがどっちを流したのか最後まで分からず。腕も痣が見えるギリギリ辺りで止まってたし。なかったとしても結香を流して入れ替わる以上、痣を消す位しそうだし。
他人は自分の鏡。光があれば影がある。二人が同時に光になることは出来ない。なろうとすればより強い方に吸収され一つになってしまう?…世知辛いなぁ(--;
夢を追いかけちゃダメなの?って言葉もどっちなのかでまるで意味が違っちゃうし。
長島☆自演乙のカメラマンはまぁ、素人にしちゃましな方だったかと。
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