地獄少女 三鼎 第二十四話
高校の合格発表。ゆずきの番号はあった。しかし、その直後にその番号があったと喜ぶ親子が。その子が提示した受験票の番号はゆずきが記憶していた番号と同じ。一方、ゆずきは自分の受験票を見つけられず、更に学校に戻れば、クラスメイトも先生もゆずきのことを覚えていない。
絶望の中、秋恵の幻影に何故助けてくれなかったのかと責められ、うずくまるゆずきに手を差し伸べたのはつぐみだった。
つぐみが語る真実。自分は地獄少女候補ではなく、見ることしかできない。だが、今まで、数多の地獄流しと地獄少女候補者を見せられてきて、悟ったことがある。
地獄通信で救われるのは糸を解いた本人ではない。どんなに辛い境遇でも地獄通信にアクセスすれば憎い相手をいつでも地獄に流すことが出来る。その事実を心の拠り所に、日々を生き抜いていく希望を見いださせるために地獄通信は存在する。
そして、自分たちが地獄流しを止めようと行動すること自体が地獄通信のシステムに組み込まれている。だから、はじめちゃんは諦めた。当時、私はそのことを責めたが、大人になってそのモチベーションを維持することがどんなに大変なことか思い知った。だから自分も諦めた。
更にゆずきのことにも言及。あなたは今のままが多分幸せ、というつぐみの言葉に反論したゆずきだったが…
ゆずきは既に死んでいる。今までの生活は全て幻影。でも、たとえ幻だったとしても中学に通い、友達と遊び、高校受験もした。その体験は幸せだったはずだとつぐみは言うが、ゆずきに信じられるわけがなく。
しかし、アパートに戻ったゆずきの目の前には熊のぬいぐるみを抱いたまま白骨化したゆずき自身の遺体が。ゆずきになにがあったのか?それは勢揃いした地獄ファミリーの口から語られるよう。衝撃の事実のオンパレードに翻弄され続けるゆずきは、この物語にどんな結末をもたらすのか?
地獄通信は手札として手元に置いておくことこそが本来の用途である、切ってはいけない最後の切り札。それを切るのは万策尽き自らの破滅を覚悟したときのみ。それをたいした理由も覚悟もなく初手から切りまくり…あいとしては諦めたと言うよりあきれ果てたなのかも。
ある意味、真夏のグラフの乃村のスタンスは正しかったのか?恨みの理由はおバカ、使わない理由はヘタレではあったけど。
ゆずき以前にも地獄少女候補はいた。しかし、拒否したため地獄少女にはなれず、だからといってあの世にも行けず、現世とあの世の間で苦しみ彷徨っているのだとつぐみは言う。そして、執拗にあの鳥居の先に行ってはいけないと警告。つぐみ自身、行って帰ってこない候補者を何度も見てる?あの鳥居の先が地獄に繋がってるのは祭りの間だけじゃないの?
とりあえず、鍵はあの鳥居なんだろうなぁ。
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