黒執事 第十六話
買い取った古城の改築が一向に進まないばかりか、業者が幽霊が出るから辞めたいなどと言ってきたためその古城を訪れたシエル。
幽霊などいるわけが…悪魔がいる以上、否定できないわなぁ(--;
そこにいた幽霊は400年前に暗殺されたエドワードとリチャードの二人の王子。一時とはいえ王位についた相手としてシエルは臣下の礼を尽くすがエドワードはなかなか尊大で。
セバスチャンを賭けてチェス対決。駒を自在に変化されたら勝てるわけがないよな…自分の能力を最大限に生かしているだけというエドワードの俺様ルールに反論しようとしたシエルだったが、普段の自分の言動をセバスチャンに言質にとられ認めざるを得ないことに。
いつも尊大なシエルが渋々ながら礼を尽くす様は新鮮。そして、それをからかうセバスチャンはホントにドSだな…
自分たちの死に関することは覚えていないと言うエドワードにシエルは自分に屈辱を与えた相手をどうして忘れることが出来るんだと告げ、時の癒しなど自分には必要ないと激昂。それが今のシエルのアイデンティティの全てっぽいし。
チェス盤に見立てて並べた家族の骨を全て集めれば自分はあの世に旅立てるのだというエドワード。しかし、リチャードの骨は彼自身が抱えたまま。それを聞いたシエルはセバスチャンに命じて強引にその骨を取り上げるが…
その骨は偽物。そもそも自分たちの骨は粉々にされて川に投げ込まれ、魚の餌になってしまったからもうこの世には存在しない。リチャードはそれが分かっていたから兄に骨を渡さなかった。兄の願いは叶わない、それを兄が知ったら悲しむから…
そんな大事なことを忘れていたのかと苦悩するエドワード。自分が嘘を嫌いな理由も門番が嘘をついて暗殺者を招き入れたから。それを思い出した途端、二人の体が光り出して。あの世に行くのにもそんな儀式など必要なかったのだと気づかされることに。
二人はカロンの渡しに乗ってあの世へ。シエルは城を保存することを約束するが…この嘘つきめ。エドワードは分かっていたんだろうけどシエルの気遣いをくんであえて騙されたっぽいな。
今回の話はいつまでも過去にすがっているな、と言おうとしているのかと思ったら、自分に嘘をついてそれを忘れた振りをするのは自分から逃げているだけ。自分の信念に従って全力で生き抜けって結論…でいいのか?
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