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2008/12/14

地獄少女 三鼎 第十一話

 自分の書いた小説「摩天楼の影」を模倣したと言われる連続殺人事件に困惑している市役所勤務の新人小説家・六郎。事件前から売り上げはそこそこ。映画化の話も進行中。噂のせいで知名度は上がり、今年の売り上げベスト10に入れるかも知れないと担当に言われても素直に喜ぶことは出来ず。

 その噂を聞きつけ、六郎に取材を申し込んできたフリーライター・須美。その取材中に連続殺人事件の犯人が逮捕されたとの報せが。その犯人が摩天楼の影に影響を受けたと語り、更に取材中の不用意な発言を誇張されねつ造されたインタビュー記事が雑誌に載ったことで六郎の世界は暗転することに。

「自分は書きたい物を書いているだけ。こういう形でしか表現できない物もある」前後の文脈を無視してそこだけ抜き出せば確かに開き直りの暴言にしか聞こえない。木を見て森を見ずで、一部分だけ抜き出して揚げ足を取った上で悪意のある曲解を施して発言者の意図と全く真逆な結論を導き出すって凶悪だよな。

 ここまでの短絡展開だと六郎が同じく編集長に勝手に記事を改変された被害者である須美を流すという救いのない話になってたんだろうが、今回はそう単純ではなかった。犯人に妹を殺された被害者遺族・由比が登場。犯人に面会して、自分は小説の影響を受けた被害者なんだ面をされたことで、小説の作者にも会ってみて、その上で誰を流すかを決めるという彼女と六郎の修羅場に須美が制止を。

 話し合いの末、誰を恨んで良いのか分からなくなった由比。誰が悪いかと言えば問答無用で犯人だが、犯人を流したところで妹は帰ってこないし、由比自身も地獄行き。そんなこと妹さんも望んでいないとの説得で一旦は地獄流しは断念されたかに思えたが、映画化は中止、次回作の依頼が来る可能性も潰えた六郎、ねつ造編集長に雑誌を叩きつけたことで業界から抹殺必至の須美、妹がいなければもう生きている意味がないと言う由比、三人の絶望はその相乗効果で三人がそれぞれ地獄流しをするという結論を導くことに。

 由比は犯人、須美は編集長。しかし、六郎は流す相手が思いつかず、結局、以前はもてはやしてたのに事件後手のひら返しで冷笑を浴びせてくる同僚を流すことに。そんな消去法で流されるのは当人にとってはたまった物じゃないわな。「こんなことをして何になる?」ってまさしくその通りで。ところであいはターゲットと一緒に落ちるのが好きなの?これで何回目だ?

 三人同時に糸を引き、お互いの地獄紋を見た三人には妙な連帯感が。しかし、その直後に六郎が犯人の母に地獄に流されてしまうことに。地獄行き確定の相手もターゲットに指定できるんだな。いや、前にもあったっけ?
 四藁総動員とはラブリーヒルズ以来の繁忙期だったな。お疲れさま。

 小説のせいにすれば罪が軽くなると言っていたという犯人。犯人の言い訳を真に受けて作者である六郎を逆恨みした母親。この親にしてこの子ありというか、自分のしつけの不備を棚上げしたこの母親も凶悪だよな。

 ところできくり、予告で何を泣いているのかと思えば、ふりがなふっとけって…でも泣くってことはそこまで読みたかったということでもあるわけで。いや、ふりがなは編集のせいであって六郎のせいじゃないよ?六郎の地獄での最初の作業はきくりのために小説にふりがなを振ることか?

 蝋燭4本同時って凄いインパクトだよな。誰が誰を流すかの予想が何度も覆って行く展開。今期に不足がちな地獄行きのことをちゃんと理解して尚という覚悟、と今のところ、今期の中で一番面白い(鬱なことに変わりはないが)話だった…と思っていたのもつかの間、次回はまたバカな依頼者登場のようで…なんか80年代アイドルみたいなのもいるけど、これ現代の話なのか?現代の話じゃなかったらゆずきが絡んでこれないから現代の話なんだろうけど…どこかの田舎なのか?

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