地獄少女 三鼎 第九話
よく当たるこっくりさんで、いるかいないか分からない存在から皆に頼みにされ、こっくりちゃんの愛称で呼ばれるようになった稲生楓。捜し物の依頼を受けているだけのうちは良かったが…
ある日、先生を呪ってくれと言われて、試しにやってみたらその先生が本当に怪我をしたことから状況が一変。その噂は一気に広まり、廉価版地獄通信のような状態に。
オカルト好きなら呪術の代償の大きさくらい分かってるだろうに…所詮はにわか仕込みなのか。
自分も地獄に堕ちる地獄通信よりも代償を求めないこっちに流れるのも当然の流れ。ちょっと痛めにあわせてやろうとか軽い気持ちなら尚更。地獄通信のライバル登場?
自分にははぐれ稲荷のごんちゃんが憑いているという楓。でも、四藁によるとただの思いこみで呪いが成就しているのもただの偶然だとか。しかし、偶然でも成就はしてるんだからひょっとすると、楓自身にそのくらいの能力は備わっていたのかも?
仮にごんちゃんがホントにいたのだとしても、それが楓を守り、大切にしているなら、尚のことこんなことに協力したりしないとは思うけどな。
そんな中、クラスメイトのちずるにストーカーを呪い殺されるように依頼された楓。しかし、どんなにやってもまるで効果がなく。こっくりちゃんという自分のアイデンティティを失い、元の空気になることを恐れるあまり…
実は地獄通信にアクセスしようとしていたちずる。あいが楓を見ていたのは顧客を取られたからか。骨女は楓を見ていられないようだけど、今までの経験から自分が手を出すとろくな事にならないと自重?でも、そんな願いも空しく。
どうしても呪い殺せないストーカーを地獄通信で流してしまった楓。呪い殺せないことを恨んでいた、と言えばそれまでだが。しかし、その後に、彼がストーカーではなく、ただキモかっただけだと告げられ、その友人から新たな呪殺を依頼されてしまうことに。今回の一番の被害者はストーカー扱いで地獄に流された大学生だな。楓はある意味自業自得だし。逆にちずるは丸儲け?
今回、珍しくきくりが止めるような言動をしてたのに。ただ嘲笑っていただけという気もしないではないが。
楓がこの結末を回避するには「人を呪わば穴二つ」こそがキーワードだったよな。ちずるにその代償を求めるべきだったのにそれをせず安請け合い。もしかしたら代償が必要とし知って諦めたかも知れないのに。ここんところ、まるで抑止力になってなかったとはいえ、ちずるは代償がなかったからこそ、地獄通信から楓に乗り換えたんだろうし。
結果、楓は自らその代償を払うことに。楓が自らの手で人を殺めてしまうのもそう遠くない気がする。むしろ、今回そうなるか、一向に呪殺できない楓をちずるが流す展開かと…
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