地獄少女 三鼎 第四話
いじめを受けていたところを助けられた湯川。その恩人、仁志田は男気溢れる文武両道の日本男児で、彼を慕って一緒にいるうちにその影響を受けて、湯川も好青年に成長しつつあるかに見えた。
そんなある日、一緒に乗っていたバスで、乗客の一人に難癖をつけて暴行するやくざ風の男を仁志田が震えながら見過ごすその一部始終を目の当たりにして…
湯川にとって仁志田は恩人。恨む理由がここまで見あたらなかったから、てっきりここでやくざがバスジャックして仁志田が殺されて…とか言う展開かと。いや、そんな普通の展開をこの作品がするわけがないか。次回予告な時点ではアー!な関係を強要されたんじゃないかと思ってたしな。
助けに飛び出したい衝動を必死に押さえてた訳じゃなく、どう見ても恐怖で震えていた仁志田。その上、お前がいたから、お前を巻き込めないと思ったから動かなかったんだと言い訳されて湯川の中の理想の仁志田兄貴像は完全に崩壊。こんな情けない兄貴はいらないとばかりに即地獄送りに。
理想の兄貴という幻想を抱かせたなら、最後までその理想を演じきって見せろ。夢を抱かせた責任をとれ。それが出来ないんなら初めからするな。そして、理想を体現できず、それを汚すくらいなら消えろ。むしろ、これ以上理想の兄貴を汚されたくないから落ちぶれた現実は消えてしまえってか?
裏切ったな、僕の心を裏切ったな!?ばりに他人に自分の理想を押しつけて勝手に失望して…エゴ全開だな。そして兄貴がいなくなれば精神的支柱を失っていじめられっこに逆戻りか。それで、人はそう簡単に変われないとか結論出されてもなぁ…
今回の地獄コントは強制裸太鼓。ここでももう一度チャンスをくれと泣き言を言う仁志田。もともとこういうタイプで、湯川が理想化しすぎたんだろうなぁ。
あのバスに乗っていた全員が同罪だろ、てのは確かに。その「全員」にはもちろん湯川も入っているわけで、湯川に仁志田を断罪する資格はないはず。でも、理由がそこにはなかったわけで。というかこれ恨みなのか?理想を汚された恨み?
今回はすっかり蚊帳の外のゆずき。止める間もなくどころか、事態の把握すら出来てないとか…依頼者があいに接触した時点からしか関与できないのにそこで即引かれたら、ただ単に苦しみ損。結果だけわかってもどうしろと?
骨女と一目連はすっかり教育者の喜びに目覚めてないか?
ところで、保険医さん、どこかで見覚えがあるなぁ。でも何故か顔がまともにフレームインしないよ?とか思ってたら、あの蝶のピアス…まさか、つぐみなのか!?
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