我が家のお稲荷さま。 第二十四話
大晦日。今年の大掃除は人員が倍だから半分の手間で終わると皮算用していた昇。しかし、実際はクーもコウも役に立たないどころか失敗ばかりで、その後始末で手間は倍以上に。昇涙目(T-T)
未だにクーが高上家に復讐をしないばかりか守護役をしていることに納得のいってないタマちゃん。そこに、クーがこき使われている上に怒鳴りつけられているのを見て激怒。餅つきの餅の無料配布チラシを餌に昇と透をおびき出して閉じこめることに成功。
食べ物と無料で釣る辺り、しっかりリサーチしてたんだな。
助けに来たクーにタマちゃんは二人を解放する代わりにクーに守護役を辞めるように迫る。クーがいることでかえって二人を危険にさらしていると指摘されたクーは、それに了承。高上家を去ることに。
一旦は祠に戻ったクー。昇と透が向かえに来ても、もうこき使われるのは飽き飽きだ、とそれを拒絶。でも、食べ物に釣られてあっさり出てくる辺りどこまで本気だったんだか…
みんなで一緒に初詣、その後にお鍋でパーティー。お前も家族なんだとクーに諭されたタマちゃんも合流して鍋をつつき合って大団円。
わざわざ女の子モードでやってくる辺り、タマちゃんもまんざらではなかったよう。
…って、これで最終回なの?最後までまったりゆるゆる進行だったな。
・総評
みづちの末裔である昇と透を守るため、という建前で高上家にやってきたクーとコウ。みづちの力を狙う妖怪から二人を守る展開になるのかと思いきやそれは最初だけで、クーが人間の生活に慣れる過程を過ぎると後はもう基本的に食っちゃ寝。むしろ、自分から騒動に首を突っ込んだり巻き込まれたりと暇つぶし状態に。その点に限ればタマちゃんの指摘は正しいんだろうな。
クーの言動からすると美夜子や透はその気になれば世界を制覇できるだけの力を秘めている(いた)らしいが、それに興味を示さない無欲っぷりがクーは嬉しいらしい。逆にそんな野望を持っているようならさっさと見限っていたのだろうな。
クーにとって封印されていた恨みや確執は美夜子との交流によって既に過去のもの。後はのんびり平和に、たまに退屈しない程度に騒動が起これば御の字というスタンスっぽい。その達観した態度がこの作品に盛り上がりや緊張感を失わせた原因なのかも。
ま、ある意味安心してみていられる作品だった。スタッフの皆様、お疲れさまです。
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