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2008/08/31

うみねこのなく頃に Ep3

うみねこのなく頃に EP3 "Banquet of the golden witch"

 魔女の宴会。そのサブタイトル通り、徐々に魔女幻想に浸食され、魔力が満ちていく六軒島に次々と召喚され、または目覚める魔法的存在。しかし、戦人もまた、魔女に対抗しうる武器をついにその手に。ようやく戦人は魔女と互角に戦える力に目覚めるが…

 ベアトリーチェの過去、ついに解かれる碑文の謎と実在した黄金、「本当の魔法」に気づいたベアトを救いに来る戦人、魔女の打倒、そして開かれる黄金郷の扉…これ、なんて祭囃し編?と言いたくなるほどの怒濤の最終章的展開。自分がたどり着こうとしていた結末が目の前に?とか思ってたら…

残念でしたぁ~!あなた、騙されちゃったのぉ~!!

…全力で騙された(血涙)

 実際、前回の真里亞の薔薇で書いたように自分として設定していた到達点は、殺人が全て人間の手で可能と証明できた上で、なおかつ「幸せな結末をもたらす魔法」は認めること。その意味では今回のラスト付近の展開は理想的と言って良かった。それなのに…

 一番ショックだったのは、良い魔女だと思っていたワルギリアの邪悪な笑み。あんたも所詮、魔女だったと言うのか(T-T)

 これは、そんな甘っちょろいこと言ってる余裕など無く、魔法は否定しなければならないというメッセージなのか?

 絵羽の末路は当然の物として、とばっちりをうけた縁寿は不幸すぎる。そうか、幼女に莫大な遺産が遺されてもそれに押しつぶされるだけか。となるとEP1、EP2では霧江が縁寿に遺産を遺そうとした、という動機はなくなりそう?霧江だったらこのくらい想定するだろうし…それとも想定の上で手を打っていた?

 絵羽と楼座によって解かれた碑文の謎。鍵は6文字のキーワード、そして、それに至る道筋はそれが示すものが何かが分かっていれば辞典や辞書、地図帳などでそれが正しい見解などだと確認できる物?

 懐かしき故郷を貫く鮎の川。流れる物。海に通じる物…鮎にこだわりすぎてはいけない。
 里。人が大勢もしくは何かがたくさん集まるところ。集まっているところ。
 黄金郷と黄金の郷。

 絵羽がたどり着いた黄金郷の扉には第十の晩の碑文が。

 碑文の謎が解かれた時点で、魔女は全ての取り立てを中止し、今まで取り立てたものも含め全てを返還するんじゃなかったの?

 碑文を解いた時点でその人間に黄金の魔女が継承され儀式を続行するんじゃ碑文の謎を解いても何の意味もないことに。そもそも明らかに順番がおかしいし。第一の晩から第十の晩に飛んで第二の晩からやり直し?

 絵羽が得た物も「黄金郷の全ての黄金」だけで、「全ての死者の魂」も「失われた愛」も蘇っていない上、魔女は眠りについていない…この黄金郷は偽物?

 絵羽が自らが得た無限の魔女の力で全ての魂と失われた愛を蘇らせて眠りにつかなければならなかったのに、私利私欲に走って儀式を続行したのがそもそもの間違い?
 ベアトは契約に従ってそれを行える魔力を譲り渡しているから、それを使って何をするか後のことは知ったことじゃない?

 絵羽が素直に自分が碑文の謎を解いて当主を継承したと全員に宣言していれば本当の黄金郷に至ることは出来たのかも。

 唯一、絵羽が碑文の謎を解いたことを知る楼座を殺したとき、その真実は幻想に飲み込まれ、絵羽は魔女になった。そして、絵羽以外が全滅するからこそ全ては幻想に飲み込まれ、絵羽は真の意味で黄金にして無限の魔女を継承する。他の者が何を推測しようとも、所詮それは悪魔の証明。真実を赤で語れるのは魔女である絵羽のみと。

 黄金を見つけた時点で魔女は眠りについた。にもかかわらず絵羽自身が望んで魔女を継承してしまったわけで。絵羽が譲り受けた魔力を行使すべきだったのは死者の魂と失われた愛を蘇らせること。その後、魔女としての絵羽は眠りにつかせなければならなかった?

 以下、登場人物個別。

・戦人(上位世界)
 前回徹底的に叩き潰された後遺症か、やたらめったら打たれ弱く、ベアトの容赦ない打ち手に泣きながら逃亡することもしばしば。しかし、今まで自分を苦しめていた悪魔の証明を自分の武器とし、ワルギリアの助言でシュレディンガーの猫箱・多層世界収縮術を身につけ、ベアトと互角の戦いができるように。しかし、ベアトの不必要な残虐性を糾弾、癇癪を起こしたことで、それを逆に利用され、危うくベアトの懐柔策によって自ら敗北を認めそうに…これをうかつというのは酷か。
 ベアト。お前を、助けに来た!!をあの演出でやって欲しかった(笑)
 エヴァ・ベアトリーチェを追い込んでいく様は胸のすく思いだったが、相変わらず詰めが甘い、というか実のところ、あれが戦人がベアトの策に完全に囚われた瞬間だったな…

・戦人(チェス盤の駒)
 今回は大人勢がほとんど生き残っていたため、すっかり守られる側。絵羽が犯人だと見破ったらしいが、その直後に射殺されたらしい。上位世界で頑張るほど現実世界での影が薄くなる薄幸の人。現実世界でも頑張ったら、戦人の描写ばかりになってウザイことこの上ないから仕方ないか。

・ベアトリーチェ(上位世界)
 EP2のテンションのまま戦人をいじめまくったら戦人が拗ねてしまって困惑。戦人に拒絶されて落ち込んでいたところに、ワルギリアから助言を受けて「太陽と北風」作戦を発動。自分の存在の否定という自身にとって最大のリスクを負うことで戦人に自分を信頼させ認めさせようという究極の大魔法を行使し、後一歩で懐柔できるところまで追いつめるが、ベルンが召喚した縁寿に邪魔されて失敗。
 でも、戦人に拒絶されて泣いていたところまでは素だった?自分の勝利条件は「魔法を認めさせること」ではなく「自分の存在を認めさせること」だとは気づくが、「魔法は人に幸せをもたらすためにある」という考え方はあざ笑う対象らしい。
 有限を知るからこそ無限を知ることが出来る。命の尊さを知るからこそ無限の魔女を名乗れる…でも、それを知った上であえて今のスタイルだというのはタチが悪いというか凶悪というか…
 SMは両者の信頼の上にこそ成り立つということを戦人は理解していなかったがベアトも理解していなかった?いや、これもあえてこうなのか。
 とりあえず、朱志香を守り抜いた辺りの参考資料は目明し編の沙都子だと思われる。というより、エヴァトリーチェがグギャリオンに見えた。

・ベアトリーチェ(チェス盤の駒)
 金蔵により肉の檻に封じられていた頃のベアトリーチェ。魔女としての記憶も力もなく、楼座と出会った日に死亡していて、今回のゲーム盤には無関係?
 じゃあ、前回のは一体?「19人以上の人間は存在しない」は前回には適用されず生きていた?でも、あの純情無垢ぶりじゃ何も出来ないような…

・ワルギリア(上位世界)
 その生涯を人の幸せのために捧げたという先代ベアトリーチェ。弟子を憂い、熊沢の中で眠っていたが六軒島に魔力が満ちてきたことで眠りから覚める。ベアトと互角の勝負を演じ、追いつめるが実は初手の騙し討ちで死亡していたらしい。大規模な魔法戦闘を行うが、掛け声だけを聞いているとただチェスをしていただけか?詰めチェスの問題を出し合っていた?
 敗北し、チェス盤の上から取り除かれた後は戦人に的確な助言を与え、ベアトとエヴァを追いつめるが…実は一番油断ならない存在かも知れない(--;
 熊沢とは記憶を共有していない?黄金の鯖の魔法の一つも見せて欲しかった。それはタスキですか?
 以降、ベアトは熊沢を殺すことについては全力を尽くさなければならない?毎回、あんな大規模魔法戦闘を行う気か?

・熊沢(チェス盤の駒)
 EP1、EP2では終盤まで生き残りながら、ずっと怯えているだけで大した活躍もしなかったが、今回は第一の晩で殺されたにも関わらず、今までのうっぷんを晴らすような大活躍…と言うことにしておこう。あの姿で防御結界を展開する勇姿は非常にシュール。

・エヴァ・ベアトリーチェ(上位世界)
 ベアトから黄金の魔女にして無限の魔女の称号を継承した新しき魔女。自身の復活のため、儀式の遂行を引き継ぐ。黄金の山を目にしてそれを独占したいと考えた絵羽の暗黒面が具現化した存在?一旦は戦人に追いつめられるも真実の赤の結界に戦人を閉じこめることに成功。しかし、ベアトの自らの存在すら生け贄にした捨て身の大魔法の前に敗北し消滅?
「へそでもかんで死んじゃえばぁ~」が口癖。でも、その語尾が正体のヒントと言われても…いや、もともとわかってるってばラムダ卿(--;;;

・絵羽(チェス盤の駒)
 幼い頃より蔵臼から当主の座を奪い取るため弛まぬ努力を続けてきた。それを努力の魔女・ラムダデルタ卿に認められ、卿の持つもう一つの力、「絶対」の加護を受け、ついに碑文の謎を解き明かす。しかし、黄金の山に目が眩み、その独り占めを画策。それは達成したもののその過程で秀吉と譲治まで殺すことになってしまい、孤独のうちにその生涯を閉じることに。
 譲治を殺したのは紗音を殺したことを責められて、秀吉を殺したのは自首を勧められてあたりか?

・縁寿
 最愛の兄と両親を失い、絵羽に飼い殺しにされる日々を過ごす内にすっかり心が荒んでしまったよう。絵羽より称号を譲られ黄金の魔女エンジェ・ベアトリーチェとなり、ベルンカステル卿の召喚に応じて、次回よりチェス盤のプレイヤーとして参戦?
 12年後の世界に本体を置くため、ベアトの一切の攻撃を受け付けず、対魔法攻撃力も絶大。つまるところ12年の間に調べられて判明済みの殺害現場の真実を赤で語れると言うことか?とはいえ、なお不明な点や風化した情報、デマなども入り交じりその切れ味は錆び付き、鈍ってる?
 6歳の縁寿本人も次回以降は六軒島に来ることになるのか?

・ベルンカステル卿
 自身の駒として12年後の世界よりエンジェ・ベアトリーチェを召喚。手の内を知られたくないためかベアトとはほとんど会話をせず。自身の力ではベアトを打ち破れないことを認め、エンジェの無限の力に希望を託す。しかし、それですら一人を生還させられるかどうかだと絶望的な状況を語る。だが、真実を知るものが二人になった時点で魔法は消滅する?
 縁寿にもっとも幸せなカケラを探し出してきて提供すると約束するが、そのカケラは未だに見つかっていない。

・ラムダデルタ卿
 ベルンの前では超パーの名を欲しいままにする絶対の魔女。しかし、それはベルンをベアトのゲーム盤に閉じこめるためのフリに過ぎず?ベアトに絶対の力を貸し与えて魔女たらしめている真の黒幕らしい。ベアトの真の姿を知る者であり、ベアトの甘い棋譜にご立腹。その速攻にして必殺の力はエヴァの指し手で健在ぶりを見せつける。それに無限が加わったらその残虐性は留まるところを知らず、皆殺し編での狂気を再現することに。
 トミーを召喚しないとこれは止められないか?

・ロノウェ
 六軒島に魔力が満ちてきたことで召喚可能となった悪魔の執事。魔女と同じく赤で真実を語る力を持つ。ベアトをからかうことが趣味らしく、ベアトを立てはする物のベアトを小馬鹿にするような言動をし、戦人にも友好的。しかし、それはベアトを気品のある魔女にするためっぽい。最初は源次の上位世界での姿かと思ったが…源次とは旧知の仲でその力を認めているらしい。

・煉獄の七姉妹
 今回は嘉音どころか留弗夫や霧江にまで敗北し、完全に前座扱い。このままやられ役のヘタレに落ちぶれてしまうのか、それとも名誉回復の機会は訪れるのか?

・シエスタの姉妹兵
 煉獄の七姉妹を上回る上級家具。その超精密射撃能力の前には煉獄の七姉妹の能力などその廉価版に過ぎず、命中後、遺体を引き寄せることも出来るらしい。
 絵羽が使用した凶器の魔法的解釈?対象の心臓を貫くことと、牽引紐を用いることで絞殺することが出来るらしい。

・金蔵、源次、紗音、嘉音、郷田
 熊沢も含め、6つの部屋にて連鎖結界を形成。「全員が他殺」ではなく少なくとも一人は他殺以外の方法で死んでいるため、密室自体は破られている。
 自殺でも事故死でもないらしいが、となると病死とか?
 源次が紗音と嘉音を安らかな方法で殺した後、自らは急性心筋梗塞か何かで死亡?

・楼座、真里亞
 突風や竜巻に巻き上げられての事故死なのかと思ったが、他殺らしい。口論の末に絵羽に突き飛ばされてぬかるんだ地面に足を取られて柵に後頭部から?
 その後、黄金郷に行けると信じている真里亞を絞殺すること自体は容易い。
 何度も殺していることについては多層世界収縮術に基づいて否定でいいのか?

・霧江、留弗夫、秀吉
 霧江が戦人を憎んでいること、戦人が産まれたのと同じ日に男児を死産していること、明日夢に留弗夫を寝取られたこと、今も嫉妬に身を焦がしていることを暴露。これ自体で十分殺人の動機となるが、今回は被害者。
 被害者は杭を刺されているが、ルシファーが獲物は自身で抉ってこそ誇りが満たされると愚痴ていることから、それが致命傷ではなく何らかの手段で殺された後に杭を刺された可能性がある。
 絵羽はどうやって自分一人で銃で武装した二人と秀吉を殺せるのか?と反論するが、秀吉が二人を殺した時点ではまだ共犯だったとか、シエスタの姉妹兵に喩えられる未知の武器で殺した可能性は否定できない。
 ところで、秀吉のTIPSでの「油断した。まだ生きていたなんて…」というのはどういう意味だ?

・蔵臼、夏妃
 東屋で二人同時に絞殺。ルシファーが誇り云々言ってたけど、この第七と第八の晩は毎回、殺された後に刺されていると思うんだが…ルシファーだけの誇りなのか?

・南條
 生存者は絵羽、戦人、失明しかけの朱志香しかいないのにそれ以外の人間に真っ正面の至近距離から刺殺された。
 人間は19人以上の人間はいない、そのうちの15人は南條自身も含め既に死亡。残り3人は犯人ではなく、にもかかわらず南條は他殺。トラップでもなく直接的な方法で。
 エヴァトリーチェの赤き結界。それはラムダ卿の加護を受け、絶対を生み出す。

 ベアトの赤き真実でうち破ることは出来た物の、悪魔の証明をなしえない人間にそれは可能なのか?ならヘンペルのカラスで?
 魔法ではなく人間の手でも行えるが、人間は(少なくともこの場では)それを証明する力を持ち得ない?ベルン卿は人間の力では不足と判断したから縁寿に助けを求めたのか?

 唯一いちゃもんがつけられるとしたら、南條が殺されたときの状況について話しているのに、既に南條が死亡扱いな事なんだが…ここからどう手を進めればいいのか(--;

…頭が痛くなってきたので今回はこの辺で。

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 没落していた右代宮(うしろみや)家の家督を継ぐや、ただ一代で莫大な財産を築き上げた右代宮金蔵。  彼には魔女の黄金伝説と言われる噂があり、それによればかつて魔女と契約し、莫大な黄金を貸し与えられたという。そしてその黄金を元手とし、あるいは信用を得るため....... [続きを読む]

受信: 2008/08/31 07:58

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