紅 第十二話
紫を救うため、奥の院を目指す真九郎。でも、その前に食堂に忍び込んで腹ごしらえ。腹が減っては戦は出来ぬとは言うけど、言動にイマイチ危機感が足りないような…
真九郎VS蓮丈のヘタレ同士の舌戦第1ラウンドは紅香の乱入で引き分け。車で家の中を走れるって凄いなぁ。
弥生VSリン、真九郎VS竜士のリベンジ戦は随分あっさりと決着。紅香の動きは熟知していて、それと同じ戦い方をする真九郎、弥生ならば、所詮紅香の劣化コピーと一蹴出来たけど、見たことのない崩月流の動きには対応できなかった…というより予想外の動きをされて戸惑っている隙をつかれて一気に畳み込まれたと言ったところか?
追記:前回、真九郎の苦し紛れの一撃が入ったのが伏線だったぽいけど、竜士はともかくリンはプロだろうにそんな不覚をとってクビにならないのか?
紫の望むままをさせたいという真九郎の言葉を受けて、紫が決意したのは、奥の院からは出るが、九鳳院家からは出ない。逃げるのではなく九鳳院家の悪しき伝統に真っ向から立ち向かい、変えてみせること。そして恋をして自分の選んだ愛する人と結ばれること。
この場で一番幼い紫が一番しっかりとした信念を持っているとか…いや、他の連中がそろいもそろってヘタレなだけか。
大立ち回りを期待していたから、リベンジ戦があっさりと勝負がついてしまって拍子抜け…でも、今回のメインは話の締めとして紫にこの決意を語らせることだったんだろうから、時間配分上仕方ないか。
場は収まりつつあるのに空気を読まない竜士の神風アタックで紅香が負傷。それに取り乱した真九郎が竜士を角でフルボッコに。蓮丈にそれを見咎められた真九郎は言うに事欠いて、ボクは人を殺さないとか…たった今一人斬殺しただろお前、とツッコミを入れてみれば、竜士は結構元気そう?角は突きに特化していて、斬るための刃はついてないっぽい。要するに峰打ち?
紫が竜士を選ぶことはまずあり得ないし、竜士は生き恥を晒すよりここで死んでいた方が幸せだったんじゃ(--;
五月雨荘に帰っていった真九郎と別れ、九鳳院家に留まった紫の伝統との戦いは続く…って、あれ?主人公は紫だったっけ?
・総評
五月雨荘での紫の言動が可愛くて可愛くてなんかもうそれだけで満足。闇絵や環のキャラも良かったし。
対して、真九郎自身や紅香サイドの話はちょっと触れられた程度。1クールと言うことであえてそちらには踏み込まず、紫の成長物語一本に絞ったのは話のまとまりとしては良かったと思う。なんとなくチャップリンのライムライトを思い出した。紫がスポットライトを浴びて踊る舞台袖で静かに息を引き取る真九郎とか(笑)
スタッフのみなさま、お疲れさまでした。
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