図書館戦争 第十二話
一命は取り留めた物の外的刺激に一切の反応を返さなくなってしまった堂上。脳に損傷はないため精神的なショックによるものではあるが、だからこそ回復も本人次第という長丁場の療養を余儀なくされることに。
かたや玄田は全身十数カ所の銃創で意識不明の重体。防弾チョッキ貫通してたのかよ?貫通してなくてもあれだけ銃弾浴びたら、肋骨粉々なんじゃないかという気もするが。
ただ単に銃弾による傷という意味での銃創?
良化隊に死傷者が出たことでマスコミに糾弾される図書隊。マスコミの歪んだ報道姿勢は今更として、もしかして今の今まで死傷者出てなかったのか?その方が驚きだ。
堂上の愛読書は坊ちゃん。あぁ、なんか納得すると同時に、堂上と本の結びつきがここに来てようやくといったところ?
堂上のお見舞いの帰り道、マスコミに囲まれてしまった郁。坊ちゃんを足蹴にされ、今までの郁ならマスコミに殴りかかっていただろうけど、冷静な対処で成長したところを披露。
それが生放送でお茶の間に届けられたため、図書隊に対する風当たりは増しはしたが、その代わりに応援の手紙なども届くことになり支援者もいることを実感。
届けられたカミツレの花に囲まれた堂上を前に自分の心に素直になった郁。堂上も回復してめでたしめでたしと。
ここで、世間の風潮を検閲の是非の再検討とかそういう根本的なとこに持っていけなかったのは痛い気がしないでもないが。
・総評
不当な検閲に立ち向かい、表現の自由を守るために戦う者達の話…などと誤解したのがそもそもの不幸。
メインはかつて王子様に救われた少女が王子様を追って同じ職に就き、そこで王子と再会し、王子と共に歩んでいくまでのシンデレラストーリー。他の一切合切はそれを盛り上げるためのギミックに過ぎなかったと。
トレンディードラマの設定にツッコミを入れても虚しいのと同様、というか、要するにこの作品はアニメ版トレンディードラマ。それにいくらツッコミを入れても詮無きことだったと。この作品の見方を間違っていたんだな。
トレンディードラマ的ハッピーエンドにたどり着いて大団円。それで良いんじゃないかと。
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