灼眼のシャナII 第二十四話
最終回だけに文字通り出血大サービス、というわけでも無いんだろうけど、血しぶき飛びまくり。重症のマージョリーの痙攣とか無駄に気合いが入っていたような…
2対2とは言え、トライゴン装備のヘカテーと神鉄如意装備のシュドナイは強敵。シャナとヴィルヘルミナは目に見えて追いつめられていくことに。
シュドナイの攻撃をリボンの盾で受け止めるヴィルヘルミナの戦い方にはちょっと不満が。万条の使手の本懐は相手の攻撃を受け流し、その力を利用したカウンターだと思うんだが。本来、力業主体のシュドナイとは相性がいいんじゃないのか?
そもそも神鉄如意をまともに受けたら盾ごと叩き潰されそうなんだが…その辺はヴィルヘルミナの防御の自在法が優秀と言うことにしておくか。
業の立像を背にすることでとりあえず、遠距離攻撃を封じることには成功。でも、時間稼ぎはバル・マスケ側が有利になるだけ。隙を見てシャナは内部に突入。
一方、吉田さんはヒラルダを使うかどうか悩んでいたが、自分が勝手にここで消えてしまうのは、絶対に帰ってきて続きをするのだと言う約束を破ることのみならず、二人を信頼してないということなのだと思い留まる。吉田さんが消えなくて良かった(T-T)
シャナと合流した悠二。しかし、彼の姿は存在の力の消耗により透け始めていた。業の立像を止めるためにも悠二を燃え尽きさせないためにも目指すは一刻も早い零時迷子奪還。心臓部に辿り着いた二人の前に暴君が立ちふさがる。
お互いを信頼したコンビネーションを見せるシャナと悠二。しかし、消耗が激しい悠二に暴君の炎弾が命中したかに思えたが…
近衛史菜として過ごした際の記憶がノイズとなり暴君は誤動作を起こし、その隙をついてシャナは制御装置の破壊に成功。
シャナを小鳥と誤認し手を差し伸べたものの、それを無視されて頽れる暴君がちょっぴり可哀相に見えた。
制御装置を破壊され、暴君から零時迷子が抜き取られたことで業の立像は崩壊。バル・マスケが撤退したことで、今回の戦いは終わりを迎える。
そして改めて、もう一つの戦い。シャナと吉田さんの決着が。
既に結果が分かっているだろう寂しげな表情の吉田さん。顔を上げて満面の笑みを浮かべるシャナ。それはつまり―
しかし、雪道には途中で途切れた足跡が。そういえば、まだ零時になってないから悠二の存在の力って消耗したままだよね?(笑)
・総評
ともかく、前半の近衛史菜編が冗長であったことが残念。マージョリーの過去話以降、原作ルートに戻ってきてからは一気に盛り返し、最終的に史菜は第一期の存在の泉からからめた壮大な伏線であったことは分かったけど、そこまで到達する前に見切られてしまったら何にもならないわけで。せめて、雑魚戦でもいいから戦闘話を5,6話辺りに入れておくべきだったんじゃないかなぁ。まぁ、バル・マスケの作戦行動中に乱入するなんてそうそう出来ないだろうし、だからこそ最初の乱入者が無頼のフィレスだったのは今から思い返せば当然ではあるんだけど…自縄自縛?
第一期もそうだったけど最終決戦に詰め込みすぎだし。史菜編一話削って最終決戦は3話構成にした方が良かったと思う。
池があまりにも不憫で不憫で。スタッフは池が嫌いなのか?藤田さんを宛おうとしている節があるけど、あれじゃ尻に敷かれて過労死するのが目に見えてるし…僕等のヒーロー・メガネマン、カムバーク!!(T-T)
シャナと吉田さんの勝負の結果を暗示しつつ、一応、第3期への繋ぎは作ってある。その場合は、最後のシャナの笑顔は目の前に美味しいメロンパンの販売車でもやってきたと解釈すればいいんだろうか?
なんか、文句ばかり書いてしまったけど戦闘シーンについては存分に楽しめた。第3期があるとしたら戦闘シーンメインになるんだろうし、その点については期待。スタッフの皆様、お疲れさまでした。
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