灼眼のシャナII 第二十二話
サブラクを退け、平穏を取り戻したかに見えた御崎市。しかし、実のところサブラクはベルペオルからの依頼自体は完遂しており、ついでだったフレイムヘイズの排除を困難と見切りをつけて退いただけだった。
再び唐突に帰ってきた父に自分が兄になることと自らの出生の秘密を聞かされた悠二。自分に双子の兄がいたこと、次男だからだけではなく生まれてすぐ死んでしまった兄の分の命を背負っている証として名前に「二」が入っていること、生まれてくる妹か弟かにはそれを更に引き継いで「三」の字を入れたいこと…図らずもそれは万が一、自分の存在が消えてしまったとしても、弟妹の名前に自分が存在した証が残ることと両親が夫婦二人きりにならないことを意味していて。そして、それは悠二がこの街に留まる大きな理由の一つの消失をも意味していた。
みんなに「子供の作り方」を聞いて回るシャナ。それを大っぴらに口にするのは裸を見られるよりも恥ずかしいことだと吉田さんに聞かされて、ようやく自分がとんでもなく恥ずかしいことをしていたのだと自覚。ラブレターを茶封筒で出そうとしてたりと、今回は久しぶりにシャナの純粋培養故の世間ずれを見た気がする。結局、文面は業務通達か命令書みたいだったけどな。
ついに二人のどちらかを悠二に選ばせる最終決戦に臨むことになったシャナと吉田さん。その前哨戦・池の吉田さんへの告白イベントも発生。
答えを聞かずに立ち去る池の背中に深々と頭を下げ、迷わず悠二との待ち合わせ場所に向かう吉田さん。おそらくこれが池への最大限の敬意の表し方だろうな。
そして、ついに悠二がどちらかを選ぶために踏み出そうとした刹那、突如現れたヘカテーに悠二は零時迷子を一本釣りで抜き取られてしまうことに。
零時迷子がなければ悠二はただのトーチに逆戻り。今は王並でも回復手段がなければやがて燃え尽きてしまうわけで。
これで悠二が消えて第二期終了とかだったら神だったんだが、オリジナルで一応の決着はつける…のか?
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コメント
>再び唐突に帰ってきた父に自分が兄になることと自らの出生の秘密を聞かされた悠二。
このエピソード大好きなので、こうして形になってくれてよかったです。
昨今、深く考えられずに付けられた名前の話とか聞いてると(爆)
悠二という名前の持つ意味が深く……とりわけしんみりと聞き入ってしまいました。
>これで悠二が消えて第二期終了とかだったら神だったんだが、オリジナルで一応の決着はつける…のか?
第三期へつなげる意味でも、たしかに原作の形であの蛇を出現させるべきかもしれませんね。
とはいえ、二期で締める(一期でもそうでしたが)という意味では、
オリジナルなりの決着をつけようとするんだと思います。
という事でシャナ達が悠二の異変におもいきり気付いたわけで。
バルマスケも街中でおもいきり何かをやらかすってのを誇示したわけで。
また総力戦をやるのかなぁ……ある意味王道だけど芸がないような(汗)
投稿: 空理空論 | 2008/03/16 02:02
>空理空論さん
>昨今、深く考えられずに付けられた名前の話とか
名前って重要ですよね。こういう風に名前の由来を語られると親の愛がひしひしと。
>オリジナルなりの決着をつけよう
それは良いんですが、吉田さんがヒラルダを使ってしまいそうで怖いです。
第一期のラストから整合性をつけるために1クール費やしたのと同じ轍を踏まないことを祈るばかり。
>また総力戦をやるのかなぁ
神鉄如意装備のシュドナイだけで十分手をつけられないような…ヘカテーを人質に…ってもトライゴン装備のヘカテーをどうにか出来るとも…八方塞がり!?
投稿: 藤ゆたか | 2008/03/16 21:26