狼と香辛料 第六話
地下道を手に取り合って進むホロとロレンス。しかし、メディオ商会の追っ手は容赦なく二人に迫っていた。
負傷し、追いつめられたロレンスに、ホロを差し出せば見逃すばかりか、取引の優遇を与えると持ちかけるクロエ。一緒に店を出そう。商人なら損得勘定はできるでしょう?と語りかけてくる。
気まぐれで不作を起こす神様を捨てて、平均的に収穫を見込める近代農法に変更、関税の撤廃で麦の流通の潤沢化および、村への利益還元、そして教会の保護、メディオ商会との提携。村の利益を追求しつつ、自らの利権も確保というクロエの方針は商人としては間違っているとは言えない。でも、その犠牲を強いられる方にはたまった物じゃないわけで。ホロにしてみれば恩を仇で返されるどころの騒ぎじゃないよな…
途中までクロエの話を肯定していたロレンス。その後ろで目を伏せ、震えながらロレンスの服を掴むホロの心情を思うと可哀相で見ていられない(T-T)
しかし、クロエへのロレンスの返事は、商人にとって一番大切なのは約束だと言う物で。ホロを守るために勝ち目のない戦いを挑もうとするロレンスをホロは制し、そして…
ロレンスの傷口から血を吸って狼の姿を現したホロ。狩る物と狩られる物の逆転。そもそも人の身で神を捕らえようなどと不遜な考えを抱いて置いて、その力を見た途端逃げ出すようでは…
ホロはリンゴを食べたら人型、肉(血で代用可)で狼とかなんだろうか?ロレンスと初めてあったときにも干し肉を食べてたし。
ホロが相手を殺したような明確な描写はないけど、あの巨体の突進で吹き飛ばされたらただじゃ済まないよな。ぶっちゃけ、ロレンスがホロを裏切ったら皆殺しだったんだろうなぁ…
ホロの姿を見て怯えるロレンス。見るなと言ってるのに見た上に怯えてるんじゃフォローのしようがないよ?それを見たホロは麦袋をくわえて立ち去ろうとする。それに気付いたロレンスはホロが破いた一張羅の代金を請求。北の地まで取り立てに行くと告げ、そのまま気を失ってしまう。
引き留める言葉が一張羅の弁償と言うところがロレンスらしいというか。でも、これは契約。ロレンスは商人として契約は必ず守る。だから、これは絶対の絆。
ミローネ商会で目を覚ましたロレンス。商談は成立し、ロレンスには分け前が払われることに。しかし、銀貨3万5千枚相当を買い取らせたにも関わらず、トレニー国のお抱え商人の策謀で莫大な契約手数料を要求され、ミローネ商会の利益はたったの240枚。
しかし、手に入れた利権はメディオ商会がどうしても欲しかった物らしく、そちらは2000枚でメディオ商会に買い取らせ、結果、ロレンスの取り分は銀貨1120枚に。
利権の買い取りを提言したのはクロエみたいだし村にとって必要な利権だったと言うことか。
そして、それとは別にロレンスに請求書が。それを見たロレンスはいきなり駆けだして…
今正に馬車で旅立とうとしているその請求書の主をすんでの所で呼び止めたロレンス。その主はもちろんホロで。北の地まで取り立てに来られてはかなわんからな、と微笑むホロとロレンスの旅が再び始まる。
うん。良い最終回だった…って、あれ?まだ続くんだよね?
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