逆境無頼カイジ 第十四話
一人、また一人と転落死していく参加者達。金より命が大事とギブアップを宣告したものの、利根川がそれを聞き入れる訳もなく。
落ちれば死という状況に直面していながらまだギブアップ出来るなどと考えている。奴らは真剣に生きていない。これは本当の自分じゃないと言い訳し続け、そして、死の直前に、今までの自分が本当なのだと気付く。人は仮になど生きてはいない。だから仮になど死ねない。奴らはここでそれに気づけたのだからまだマシ。ただし、生還できれば。
利根川の言い分もその通りではあるんだけどな。
結局渡りきる以外に生還の余地はない。そう決意したときには、生き残っているのは既にカイジ、石田、佐原のみ。そして石田もカイジにチケットと、その金を妻に渡してくれるよう願いを託して転落。
生還は出来なかったけど、死に様としては悪くはなかった。悲惨ではあるけど…
しかし、カイジは前向いたり後ろ向いたり支えようとしたり助けようとしたり、端から見ると随分余裕があるように見えるんだけど…結局自分の無力を思い知っただけだったけど。
風に煽られて転落寸前だった佐原は最後の力を振り絞って残りを駆け抜け、かろうじて向こう側に辿り着く。でも、足場にぶら下がっている状態で。鉄骨に触れないようにはい上がることは出来るのか?
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