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2008/01/14

うみねこのなく頃に Ep2考察 夏妃の部屋

 ネタバレにつき、しばし改行。


うみねこのなく頃に(The second case)

 使用人達を、身内を全く信用せず犯人と断定する楼座に人間の醜さを嫌と言うほど見せつけられ、心折れた戦人。そんな彼にベアトリーチェは容赦なく追撃をかけ、その心を嬲り穢し蹂躙し尽くす。心に致命傷を与え続けられる、そんな拷問に人間の精神が耐えられるはずもなく、戦人はついにリザイン。魔女の存在を認め、忠誠を誓ってしまう…

 オカルトにはオカルトで対抗しようと、夏妃が持っていたという霊鏡を手に入れるため、再び礼拝堂に足を踏み入れた譲治、紗音、郷田。夏妃の部屋の鍵を手に入れたのもつかの間、礼拝堂にベアトリーチェが現れ、三人を襲う。

 一人、使用人室に残った源次。彼が譲治達が出ていった直後にナイフで仕留めた蝶の意味は?

 三人は扉以外に礼拝堂の中に入る方法を探してみるが見つけることが出来ず、手近な窓を割って中に侵入。
 礼拝堂の死体はそのままで腐敗が始まっていた。この6人が本当に死んでいるのは確定?紗音の一人称描写が正しければだけど。
 阻止に現れる以上、ベアトにとって霊鏡を手に入れられるのは都合が悪いはず。魔女の仕業とする以上、それを正式な方法で使われて守りを固められたら「魔法では不可能」になってしまうし。
 ところで今更だが、この6人の殺し方は腸流しになぞらえたベアトなりのベルンへの嫌がらせ歓待なのか?提案したのはラムダかも知れないけど。

 雨の中では鈍くなる黄金の蝶の動き。雨の中では効力が弱まる何かの暗喩?

 確実に三人を殺そうと思うなら、雨で動きが鈍くなるなんて弱点を曝すまでもなく、夏妃の部屋で待ちかまえて霊鏡を手にする隙もなく殺してしまえばいいはず。それが出来ない理由があったのか、それとも徐々に追いつめて括り殺そうという意図があったのか?
 紗音を屈服させたかったようだし、その時間が欲しかったと考えると後者か?

 施錠できない夏妃の部屋の鍵。郷田がパニックになっていてうまく閉める事が出来なかった、もしくは自分で既に開けてるのか閉めているのか分からなくなっている可能性もあるけど…

 郷田がその体を以て塞いでいるにも関わらず扉を通り抜けるように現れ、郷田の胸を刺し貫いた煉獄の七杭・暴食のベルゼブブ。隙間さえなく、扉も傷つけず、どうやって郷田の胸を貫けるというのか?扉を開く必要すらなく密室の中の人間を殺せるなんて認める訳にはいかない。

 扉に内側からは施錠できないような細工を施しておいて身を挺して扉を塞ぐのを見越して、予め仕掛けて置いた杭を発射する?煉獄の七杭が飛び回る音は仕掛けが解除される音か?

 婚約指輪をもらいながら初夜を共にすることもなく殺されてしまう未練、嘉音の姿を模した従者、家具家具ッ家具ゥ。紗音を嬲ろうとするベアトに紗音はきっぱりと告げる。あなたは哀れだと。

 譲治と永遠の愛を誓い合いその証として指輪を受け取った。だから未練はないと語る紗音にベアトは愛は肉欲だと言い放ち逆上。ベアトの黄金蝶を消し去り、偽嘉音すら粉々に分解した紗音の結界。しかし、霊鏡の力を借りたそれもベアトの波状攻撃の前には為す術もなく。

 命は落としてしまった物のこの戦いの勝者は紛れもなく紗音だった。二人の永遠の愛の誓いを魔法では引き裂くことは出来ない。死は愛を途絶えさせない。ベアトに出来たのは譲治に最後の言葉を言わせなかったことだけ。しかし既に誓いを済ませた二人にはそれはただの復唱に過ぎず、それを阻止したところで何の意味もない。
 賽子の目がいくつでも満足するはずのベアトに対し、絶対に認めたくない結果を突きつけた二人の愛は決して揺るがず永遠に輝き続ける。

 このやりとりを見ていると人間だった頃のベアトと金蔵の関係が垣間見えるなぁ…
それはともかく、

・赤文字で語られた前提条件
・夏妃の部屋もまったく同じだぞ、いつもの通り

・扉も窓も内側から施錠されていた

・如何なるイカサマも細工もなく、そして隠された通行手段もなければ隠れる場所もないッ

・夏妃自身の鍵は譲治のポケットに入って、室内に閉じ込められていた

・あとは5本のマスターキーしかないが、それは全て“楼座”が持っているッ

・ついでに言おう、その客間も同じよ

・本来の客間の鍵は使用人室に封印されている

・だからマスターキー以外では開錠不能! 部屋の密室定義もいつもに同じよ!

 EP1の時と同じく、扉一面に引っ掻くように塗りたくられた塗料。前回は蠍のお守りで入れずに諦め、今回は郷田の懸命な防戦を嘲笑って突破した跡…なのか?
 塗料を塗りたくっても扉は通り抜けられないよなぁ。

 部屋を入ってすぐのところにうつぶせで倒れていた郷田。胸には杭。
 部屋の奥の壁際には譲治。腹に煉獄の七杭・傲慢のルシファー。
 化粧台前にうつぶせで紗音。額に煉獄の七杭・強欲のマモン。

 扉を押さえつけていた郷田を殺して押し入ったのなら、郷田は仰向けで倒れていないとおかしくないか?胸に杭が刺さっているのにうつぶせ?
 杭を刺されて倒れたのではなく倒れたところに杭があった?

 譲治の「傲慢」は決して紗音を決して諦めないこと?紗音の「強欲」は家具の分際で人間と愛を誓い合ったこと?

 戦闘描写からすると死亡時、譲治と紗音は寄り添っていたはずだが…杭を刺すために動かした?
 割れた化粧台の鏡と描写のない霊鏡。霊鏡を割った後、化粧台の鏡を割って破片を混ぜ発見、修復を不能にした?
 それとも化粧台の鏡が紗音の結界の正体なのか?

 ここに至って完全な密室。夏妃の部屋の鍵は譲治のポケットの中。マスターキー5本は全て楼座が持ち、戦人、真里亞と共に客間にいたため、そもそも施錠可能な人物が存在しない。

 客間で戦人の前に突然出現した手紙。楼座の言葉を信じるならば、部屋に入った直後には無かった。しかし、戦人が椅子に腰掛けようと思ったときには置かれていた。三人以外の誰も居らず、楼座の言うとおり、戦人の自作自演以外では不可能に思える。EP1で夏妃が真里亞たちを追い出したときと状況はほぼ同じ。手紙を誰にも気付かせずに置く、もしくは置いてあることに気付かせない、特定の人物にしか気付かせないなんてことが可能なのか?

 第八の晩までが完成している以上、もはや密室を作り出す意味はない。ただ、戦人を追いつめ嬲るためだけの余計な一手のはず。それ故に致命的な隙があるように思えるのだが…最善手どころか無意識に思考から除外してしまうような最悪手である可能性も。

…長考に入ります(--;

 

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