逆境無頼カイジ 第十一話
再び借金を帳消しにするための戦場に舞い戻ったカイジ。エスポワールでの教訓を生かし、今回は非情に徹することを決意し、共闘を申し出てきた石田も突き放す。
でも、延々と非情になるだのなんだの言っている時点で自分に言い聞かせているようにしか見えないよな。そんなこと言われるまでもないと答える佐原の方がよっぽどその辺徹底してそうだし。
しかし、今回カイジ達は賭ける側ではなく賭けられる側。ビルとビルの間に架けられた鉄骨を渡る競争で1位になれば2千万、2位になれば1千万の賞金。見物客はカイジ達の着順に賭けている。さながら競馬のように。そして地上までは10mほど。落ちれば大怪我は免れない。
最初の挑戦者は風に煽られてあっさり墜落。大怪我をしてのたうち回るその様を見て怯える皆の中、カイジは「落ちても死なない」と発想を切り替え、優位に立ったかに見えたがぐだぐだ考えているうちに先を越されてしまうことに。
この辺の甘さが、毎回首を絞めてるよなぁ…
人数に対して少ない鉄骨。前の者が落ちない限り1位にはなれない。しかし、これこそがこの人間競馬の一番恐ろしいところだった。前の者を突き落としても良い。むしろ、そうすることを見物客は望んでいた。そんな中、参加者の罪悪感は薄れ、そして落とさなければ落とされるという強迫観念と前を落とさなければ賞金が手に入らないという欲がその良心の呵責を越えたとき…
後ろからは自分を突き落とさんと迫ってくる者が、前には落とさなければ賞金を持っていってしまう者がいる。果たして、カイジは落とすのか?そして、落とされずに生き残れるのか?
人間の暗黒面をこれでもかと突きつけてくる鬱展開。見物客は人間の屑だと断言できるけど、見物しているという点では視聴者も一緒だったりするよなぁとか思い当たって、ちょっと複雑な気分(--;
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