BLUE DROP ~天使達の戯曲~ 第十三話
萩乃が宇宙人であることを知ってしまい、不安を覚えていたミッチー。しかし、マリと萩乃が仲直りしたのを見てそんなことで自分たちの絆は揺るがないのだと悟る。
しかし、マスターコマンダー率いる侵攻軍は既に侵攻を開始していた。地球の戦力は彼女たちにとっては微細な抵抗に過ぎず戦いと言うにはあまりにも一方的で。
単騎、侵攻軍に挑むブルー。せめて劇が終わるまでは、と萩乃無しで戦うツバエルの取った策は、シフトを駆使した一撃離脱のカウンター。
エルボルも第四艦もやたら簡単に墜ちたな…ツバエルが凄いのか、それともコマンダーが命令してからじゃなきゃ回避できないなんて、緊急回避不能の指令系統がダメなのか…いや、どう考えても後者だけど(--;
ケルビルも航行不能となり、マスターコマンダーは神出鬼没のブルーをおびき出すためにマリ達の街に総攻撃を仕掛ける。これにはブルーも姿を現して盾にならざるを得ず、そして避難勧告で劇は中断。
時を同じくして各国の首都に投下される少女達…って、これ爆弾!?趣味悪すぎ…
みんなの前で正体を現し、ブルーに向かう萩乃。また帰ってくるんだよね?とのマリへの返答は「さよなら」だった。そして、萩乃はエカリルとして光の中に消える。
ノバールからの波状攻撃の前に絶体絶命のブルーを救ったのはアザナエル。前回瀕死だった割には元気そうだな…
「あぁ、間違えていた。仇を討つ相手をな!」とかカッコイイよ。
アザナエルの作ってくれた隙を突き、浮上を開始したブルー。そこに別れに納得できなかったマリが現れる。まだ終わってないから、と劇の台詞で萩乃に語りかけるマリ。それは劇のラストシーン、ジャンヌと少女の別れであり、萩乃とマリの別れ。
アザナエルがコントロールを奪った戦闘機からの攻撃に業を煮やしたマスターコマンダーはジェノサイドモードを発動。それを見たエカリルはツバエルを脱出させ、ノバールに特攻をかける。劇の最後の台詞を語り、エカリルは萩乃として爆発の中に消えた…
そして30年後。国連和平使節団の全権委任大使としてアルメ機動母艦を訪れるミッチー。パイロットはツバエルで、エスコートはアザナエル?会話から察するに終戦の調停か?
あれ?マリはその後どうなったの、とかそういうのは?原作とか別のメディアに繋がっているの?
萩乃がマスターコマンダーの旗艦にカミカゼアタックするのは予想してはいたけど、てっきりオノミルの精神体が萩乃を脱出させる物かと…続編に当たる物で実はそうでした、という展開の可能性もあるけど…
なんかイマイチすっきりしないなぁ…多分、続編に当たる物を読むなり見るなりしろと誘導されているんだと思うけど。アニメ単体で一旦のケリはつけて欲しかった。
・総評
正真正銘の百合アニメ。女同士で生殖できるから退廃的でもなんでもなくむしろ、アルメ達にとってはそれが正常という大義名分まで付いてるし。
そして、赤面アニメ。ことあるごとに赤面しまくり…むしろ病気なんじゃないかと心配するほど(--;
ところでアルメは体液白いんだから紅潮じゃなくてむしろ白くなるんじゃないのか?とか思ったけど…その辺の生理現象が地球人とは異なるのかも知れない(--;
結局アニメだけでは完結せず、原作への導入を促す構成だったよう。でも、それはCパートで十分役割を果たすと思うし、なにより、あの後マリがどうなったのか全く触れられていないのでどうにも消化不良…全権委任大使がマリだったらまだ納得できたんだけどな。
話の展開からすればミッチーが全権委任大使なのは素晴らしいことだと思うし、それを否定したりはしないけど。
原作で触れられているなら投げっぱなしでは無いんだろうけど…
結局、アニメ単体ではストーリーに関しては評価不能…
| 固定リンク
「終了・ぶ BLUE DROP ~天使達の戯曲~」カテゴリの記事
- BLUE DROP ~天使達の戯曲~ 第十三話(2007.12.30)
- BLUE DROP ~天使達の戯曲~ 第十二話(2007.12.22)
- BLUE DROP ~天使達の戯曲~ 第十一話(2007.12.15)
- BLUE DROP ~天使達の戯曲~ 第十話(2007.12.08)
- BLUE DROP ~天使達の戯曲~ 第九話(2007.12.01)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんばんは!
地上波組から1ヶ月遅れの記事にもかかわらずTB&コメントを頂きありがとうございました♪
わからない部分は多く残っていますが、私は比較的「よくできた作品」だと感じました。
萩乃の去就に関しては、「命を賭して地球を守った」と解釈しました。
確かに「萩乃は別の時空に飛んだ」というような続編が存在していても不思議ではありませんけど(^^;;...
>アルメは体液白いんだから紅潮じゃなくてむしろ白くなるんじゃないのか?
あはは!
確かにそうですよね。 私は気づきませんでした。
でも頬を白くされても困るんですけど(笑)
投稿: tom-yan | 2008/02/09 20:44
>tom-yanさん
消化不良ではありましたけど、破綻はしてませんし、きちんと練り込まれている作品だったと思います。それ故に惜しい作品でもありますね。
>でも頬を白くされても困るんですけど(笑)
実際はそうでも「頬を染めている」と分かりづらくなっちゃいますし、ここは演出上の嘘と解釈した方が無難なんでしょうね。
このツッコミは無粋だったかも(^^;
投稿: 藤ゆたか | 2008/02/09 21:40