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2007/09/03

成恵の世界 少年エース2007/10月号

 自分の機能が低下していることを自覚し、後任を要請し続けていた縫重。しかし、後任は一向に派遣されず、その間にも自分の管理能力が行き渡らないせいで、動植物や人間が自然災害に曝され命を失っていく…管理機能を優先させるため、彼女は感情を殺すことを選択した…

 しかし、彼女は既に限界に達していた、地震の予兆を感知した物のその対策の途中で倒れてしまった縫重。対策の情報を得るために彼女の記憶にアクセスした麗は、そこで彼女の苦悩の記憶を目にすることに。それは災害で失われた膨大な死の記憶…それは人間だけに留まらず動植物にすら及んでいた。

 その記憶に捕らわれそうになった麗を助け、決壊したダムの水を最期の力を振り絞って押しとどめた縫重は、麗に辛いことばかりではなかったのだと、楽しかった日々の記憶を麗に託し、縫重としての生涯を終えてアプリオリに。

 縫重が残した楽しかった日々の記憶。そこには常に人間が共にあった。人の温もりを失った機族は人の理解の及ばない何かになってしまう―最後まで人を自然を愛し続けた縫重。しかし、人を守ることを優先して感情を捨てた彼女は結局、人に理解されない存在になってしまった。
 生まれ変わった縫重が今度こそ人と共に歩んでいけるように今は祈りたい。

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