ひとひら 第十二話
卒業式も間近に迫り、3年生の来なくなった学校の風景は寂しさを醸し出していた。
麦は野乃に何かしてあげたいと思っていたが何も思いつかず。そんな中、演劇部のお誘いで先輩達の合格祝賀会が催されることに。
まだ合格してない理咲には内緒で…というところは笑って良い物か(^^;;;
麦は佳代と国際電話?でも、携帯でじゃ料金高そうとか…余計な心配か。
祝賀会で演劇部のみんなに自分のわがままで演劇部を分裂させてしまったことを謝る野乃。これで、演劇部との確執も綺麗さっぱり消滅。とはいえ、元々みんな野乃の気持ちは知っていたからケジメの意味が大半。でも、それが大切なことなんだな。
ちとせはたかしについに告白。玉砕してしまったものの、これもちとせが前に進むためには必要な儀式。その後、みんなには落ち込んだ様子は全く見せず。強い娘だよ、ホントに(T-T)
たかしも野乃にほとんど告白したも同然の言動をするも、のらりくらりとかわされる…でも、まあ一刀両断しないということは野乃もまんざらでもないのか?
美麗が野乃への愛を込めて作った衣装のことを手紙で野乃に伝えることにした麦。野乃はそのおかげで美麗と素直な気持ちでお互いの思いを伝えあえた。
そして、麦と野乃は屋上でこれでもかと言うほどの演出過剰な二人の世界を構築。妄想がとうとう固有結界まで昇華された!?
春。「先輩」と呼ばれる麦。ちとせがいるということは演劇部に入ったのかな?
・総評
何事にも消極的な後ろ向き主人公・麦。そんな麦がここまでやってこれたのはひとえに周りの人々に恵まれたから。そんな人々に支えられて、時には背中を蹴飛ばされて三歩進んで二歩下がるペースでなんとか成長してきたものの、一番の支えを失うという試練で一気に逆戻り。でも、それを乗り越えたとき、彼女はようやく自分の足で立つことが出来た。
文化祭が終わった後、どうなることかと思ったけど一回り成長した麦を見ることが出来て良かったと思う。
スタッフの皆様、ありがとう…ございました!
| 固定リンク
「終了・ひ ひとひら」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント