地獄少女 二籠 第二十六話
蛍によって地獄に流されてしまった拓真。地獄送りの船の上、膝を抱えて塞ぎ込む拓真にきくりは「あなたは何も悪いコトしてないのにね?」と声をかける。そして、「こんなこと前にもあったよね?」とあいに問いかけるきくりの瞳の中には…
え?まさか…
役目に逆らい、拓真を現世に戻してしまったあい。その罰であいは人間に戻されてしまう。業から解放されたのかと安堵の表情を浮かべる一目連と骨女。しかし、輪入道はその意味に気付いていた。今更人間に戻されたら、あいの体には400年分の負担が一気に押し寄せてしまう。
あい、一気に老化!?そんなの嫌だっ!と思っていたら外見はそのままで一安心。でも、もう力はほとんど残っていなかった。
きくりが蜘蛛だったとは…でも、蜘蛛そのものではなく依代っぽい?いや、蜘蛛の娘とかなのかな?
拓真の後を追って入水自殺した蛍。岸に打ち上げられていたのはあいが最期の力を振り絞って助けたのかな。それを見た拓真はとうとう憎しみに心を染めてしまう。
それを止めようとしたあいだったが、拓真は聞く耳持たず走り去ってしまう。かたや、あいはもはや歩くのすら一苦労の有様。あいを見つけて駆けつけた三藁のことも分からなくなっていた。愕然とする三藁。もはや、自分たちは見ていることしか出来ない。それが三藁への罰だった。
家の一つに放火して住人に袋だたきに遭いそうになった拓真を救ったあい。突然の地獄少女の出現に困惑していた住人だが、気弱なダメ夫が暴走してあいを殴り倒したことでタガが外れ集団リンチに発展。
それを止めようとした三藁だったが、あいは微笑みを浮かべてそれを制し、桜の花びらとなって散っていく。それを見て涙を流すきくり。
地獄送りの船の上。木の根に捕らわれていたあいの両親の魂は天に昇り、木自体も分解され、無数の魂となって鳥居の向こう―地獄に吸い込まれていく。それを見届けたきくりはサクランボに告げる。「終わったよ。あれがあいの選んだ答えだったんだね。お疲れさま…」
あの木はあいに殺された村人の怨念だったのかな?あいが無惨に撲殺されたのを見てようやく溜飲を下げた?
刑事の録音したテープが証拠になり、拓真の無罪は証明された物の、住人達は既に逃げ去った後。地獄通信のことがまともに取り上げられることもなく、事件は急速に風化していった。
あの住人達が逃げおおせるなんて凄まじく理不尽だけど、おばあちゃんが三藁に「あいがありがとうと言っていたよ…」と言っていたのを聞いて、あいが地獄少女を言う業から解放されたのを喜ぶべきかな、と思ったのもつかの間、最期にすれ違った少女の携帯には「受け取りました。地獄少女」の文字が…
悪魔の子という汚名を返上して、父も回復して拓真は救われたけど、あいが全然救われてない!?
え?ここで終わりってどういう事?第3期告知は?こんな投げっぱなしが納得出来るか!!第3期をよこせ!
追記:他のブログの方々の感想を拝見して、あいは救われて、最期のアレはあいとは別の地獄少女なのではないかという見解に。
閻魔あいがいなくなっても人の恨みがなくなることはない。そして、それは新たな地獄通信を生み出す…そんな人間の深い業を表しているのなら、ここで終わるのもいいのかな。
これ以上、あいを地獄少女という業に縛り付けるのも可哀相だし。ゆっくり休んで欲しい。
・総評 というわけで私の中では終わってないので、総評も何もない…で締めるのもあんまりなので。
「前代未聞の憂鬱アニメ」を自称するだけあって、一期に輪をかけて凄まじく鬱にさせてくれた作品。そして、人間の醜さをまざまざと見せつけてくれた。物語の引き込む力は一級品。その点については絶賛したい。
スタッフの皆様。素晴らしいクォリティの鬱をありがとうございました。でも、お疲れさまとは言ってあげません。第3期を期待しています。それが終わるまでお預けです。
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