地獄少女 二籠 第二十一話
川辺の柳の下にうずくまって泣いている女性。そこに通りかかった男が声をかける。
下心丸出しの男の顔。しかし、それは女性が振り返った途端、恐怖に染まる。女の顔の半分は白骨だった…
男が逃げ出してしまったことに落胆の表情を浮かべる女性。背後から声をかけられて振り返るとそこには少女が立っていた。初めは訝しがったが、その少女に差し出された手に、何故か抗うことは出来なかった―それが骨女とあいの出会いだった…
今回の依頼者とターゲットは、よくある愛憎劇。三藁達も特に興味はなく、糸を引いて終わりだと思っていた。しかし、依頼者の女の背後には着物の女が憑いていた。そして、その顔に骨女は見覚えがあった。
奉公先の若旦那と恋仲だったつゆ。若旦那が駆け落ちしてくれると聞いて幸せの絶頂にいた。しかし、若旦那がつゆを連れて訪れたのは遊郭。つゆは自分が若旦那の借金のカタに売られたことを知る。
遊郭の女将、あんた16話辺りにいなかったか?先祖?
数年後、きよという慕ってくれる後輩も出来たつゆ。せめてきよだけは逃がしてあげたい。つゆはそう思うようになっていた。
脱走の段取りを付けたことをきよに告げるつゆ。しかし、きよはそれを拒否。そればかりか、女将につゆの脱走を告げ、結果、つゆと手引きを懇意の客・鉄はその場で斬り捨てられ、つゆは川に捨てられた。
そして、流れ着いた先で、同じく脱走しようとして川に捨てられたのだろう魂達の恨みの念と同調して、同化。つゆは骨女としてこの世に舞い戻った。
つゆが良かれと思ってした行動が逆にきよの劣等感を刺激してしまったために起こった悲劇。
きよにとってはつゆが一緒にいることこそがこの地獄での唯一の心の支えだった。なのに、自分に一人で逃げろというのも、つゆが一人で逃げるのもつゆが自分を捨てるということに他ならなかったのかも。
一緒に逃げるという選択肢がなかったのはどうせ逃げ切れないと諦めていたからか?
つゆの代わりを上客の男に求めたきよ。しかし、身ごもったきよは男に斬り捨てられてしまうことに。描写から見て、お腹の子を殺されて、絶望の中で身投げか?
それ以来、悪霊と化したきよは、不幸な女を見つけるたびに取り憑いて身投げをさせていたらしい。
骨女はもう、きよを恨んでいないと告げ、同情の言葉をかける。しかし、最後まできよは「つゆの言葉」を受け入れることなく、川面に消えていった。
骨女自身、あいと過ごす内に、自分の死は「自分がきよに裏切られた」のではなく、「自分がきよに自分の考えを押しつけてしまった」、「自分がきよを裏切っていた」のだとは気付いているよう。でも、きよの気持ちまでは把握できていないよう。きよはあいに拾われることなんて望んでいないだろうし、あいもそれを分かっているから何も言わないんだろうな。
三藁は自分の意志で人を殺めてはいないようだし、地獄の入り口にはいたものの、地獄に囚われる罪は犯してないからこそ、あいに救われたんじゃないかと。その観点で行くと、きよには既にその資格がない気が。
ところで、今回、大して出番の無かったターゲットに律儀に地獄コントをする意味って?しかも、なんかグロいし…ベビーラーメンって(T-T)
男に出産の痛みを与えるとショック死するって言うよね…
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