ひぐらしのなく頃に 第二十一話
血まみれの手をぬぐいながら圭一と電話をする詩音。その会話の中で「親しい者から順に殺していって最後に殺す」事を思いつく。もう既に殺すことそのものが目的になっているような。
捕らえた沙都子を魅音の目の前で拷問する詩音。沙都子を殺さないでと懇願する魅音に詩音は、何故悟史君の時にはそうしなかった?今のあんたは悟史君を助けられなかった時の私だ。と告げる。千回謝ったら許してあげると言いつつ、おそらく数えてすらいない。
お前のせいで悟史君はいなくなったんだ!と恨み言をぶつける詩音。最初は泣き叫んでいた沙都子だったが、自分がにーにーの負担になっていたのは知っていた。だから一人前になった自分を見てもらうんだ、それまでは絶対泣かない!お前なんかには負けない!!と歯を食いしばる。しかし、そんな抵抗も虚しくナイフでめった刺しにされた沙都子はそのまま絶命。
最後の電話で悟史に沙都子のことを頼まれていたことを思い出し、その最後の、たった一つの約束さえ守れなかったことを後悔する詩音。しかし、すぐに自分は既に鬼だったんだと納得して笑い出す。
魅音に圭一が人形をくれなかったと相談をされなければ、悟史君への想いを、鬼を呼び覚ますことはなかったと思う詩音。しかし、圭一が魅音に必死に呼びかけているのを聞いて思うところがあったのか圭一を解放。
魅音を隠し井戸の淵まで連れてきた詩音は、悟史君に詫びてきな!と魅音を突き落とそうとするが、ここに来て、魅音の口から信じられないお言葉が。
悟史はここにはいない
園崎家は悟史に手を下してはいない
お魎は詩音と悟史の交際を認めていた
オヤシロ様の祟りは園崎家の仕業でも気を利かせた誰かの仕業でもない
それを聞いて、自分が殺してきたのは仇ではなかったのかと愕然とする詩音。しかし、今更それを認めるわけにも行かず、それが本当ならあんたは天国で悟史君に会えるね。と魅音にスタンガンを押しつける。気を失った魅音はそのまま井戸の底へ。
罪の意識に苛まれ、マンションの部屋の隅で絶えることのない幻聴に頭を抱える詩音。ついに限界に達し、マンションのベランダを伝って非常階段から下に降り、圭一を刺して再び戻ってくる途中で壁に服を引っかけてしまい、バランスを崩して落下。
約束を守れなくてゴメン。今度は間違えないよ。と悟史の面影に謝罪しながら詩音は転落死。
悟史のために真相を究明するはずだったのが、いつのまにか仇討ちになり、頼まれていた沙都子を自らの手で殺め、挙げ句の果てに殺した相手は全員無関係って…
「悟史のために」とやったことが全て意味のないことだったどころが、約束を自ら破る結果になったのは皮肉の一言じゃ済まないよな。
結局、全ては詩音の思いこみから来る勘違い?でも、魅音が初めから、せめて閉じこめられた当初にちゃんと話をしていれば犠牲者はお魎だけで済んだのでは?
あれ?魅音、悟史が井戸の底だってことは肯定してなかったっけ?あの時点では真実を話せない理由でもあったのか?それとも、今回の件は既に精神に異常をきたしていて、詩音に都合のいい真実を自分の中で作り上げてしまっていたとか。今回の魅音の話もそのまま鵜呑みにして良い物じゃない気が。
となると悟史は生きている可能性がある訳か?
圭一が刺されたときに詩音は既に死んでいたのかと思っていたけど、圭一を刺してから転落死だったのね。あの精神状態でしっかりアリバイ工作していたのが凄いというか(^^;
じゃあ、最後に病院に圭一を殺しに来たのは?あれは圭一が錯乱して見た幻覚だったの?
なんかイマイチすっきりしないなぁ…
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