はじめちゃんを拉致監禁した上に、つぐみに両親の最後のやりとりと母の事故死の場面を見せ、藁人形の糸を解かせようとするあい。
愛する者を愛する者の手で地獄送りにし、送った方も地獄送り確定。完璧な復讐だな。
欠席裁判状態で、お父さんがお母さんを殺したのだと、だからこの恨みを晴らして救われるのだと、私はあなたを助けてあげたいのだとつぐみに執拗に訴え続けるあい。つぐみは事故現場ではじめがつぶやいた「俺のせいじゃない」という言葉が耳から離れず苦悩する。
ついに母・あゆみの姿まで持ち出してつぐみ糸を引かせようとするあい。その寸前、おばあちゃんに助けられたはじめちゃんが登場。
はじめちゃんとつぐみを再び事故現場を見せるあい。しかし、そこではじめちゃんが口にしたのは自己弁護ではなく、贖罪と「俺が死ねば良かったんだ」という言葉。
後悔なんて意味がない、失ってしまった者は戻らない、となおもつぐみに糸を解かせようとするあい。「やってくれ」と告げるはじめちゃん。
はじめちゃん。気持ちは分かるが、送った方も地獄行きだって事を忘れてないか?
それを聞いて、藁人形ではじめちゃんを叩くつぐみ。そのままはじめちゃんに抱きつき、自分の思いを告げる。その中で呼び方が「はじめちゃん」から「お父さん」に。
その光景を見て仙太郎との楽しかった日々を思い出すあい。つぐみに藁人形を返され、仙太郎が後悔の念から七童寺を建立したことを知らされると、寺に火を放ち去っていく。
住職は関係ないのに…とんだ災難だな(--;
「どうしてお寺を…」と尋ねるつぐみに一旦は答えようとしたが、途中でやめたはじめちゃん。あいが仙太郎を許したことによって仙太郎の贖罪の証だった七童寺はその役目を終えた、と言うことかな?
エピローグ、地獄少女としての使命を続けるあい。そして続編予告。新しい傷って何?
蜘蛛っておばあちゃんじゃ無かったんだ。じゃあ、何者なんだ?あいを監視し、地獄少女として動かしているものもの、というのは確かだけど。
おばあちゃんも結局正体不明。あいの身の回りの世話役?でも、はじめちゃんを解放したりとかなりの権限は持っているよう。
柴田親子はここで退場かな?続編に出てもろくな目に遭いそうにないし。でも出なきゃ出ないで寂しいしなぁ。悩みどころ。
仙太郎が穴の中のあいに土をかけたことは揺るぎのない事実のわけで、許す許さないは結局あい自身の気持ち次第。さっきは「許した」と書いたけど、別の見方をすれば寺なんて建ててもその罪は消えない。そんな寺なんて意味がない。という意思表示ともとれるわけで。
諸々の謎は全て続編に持ち越しか。「柴田親子の物語」は終わったけど「地獄少女」はその誕生の謎が明かされただけで、何の解決があるわけでもなく振り出しに戻ってしまったなぁ。続編はあいの残された謎の解明と解放の物語になるのか?
「恨みって奴が存在する限り逃げられない」という言葉を信じると、解放なんてあり得ないけど。全ての鬼を斬り殺さないと人になれない純血の鬼・鬼切丸か?
全ての鬼を斬れば、いつか人になれると信じて戦い続ける鬼切丸。でも、人の屍から鬼は生まれてくるばかり。いつかなんて日は来はしないのに…
「鬼は人から生まれる。鬼を滅ぼしたければ人を滅ぼせ。人が滅びれば鬼も滅びよう」っていうのもあったなぁ…
あいも全ての恨みを地獄に流さないと解放されないのか?だからこそ、逆恨みだろうと理不尽だろうと「恨み」である以上、無差別にただ地獄に流すと。でも、それってあい自身の恨みも当然含まれるんだろうなとか。
・総評
初めは仕事人形式で、言葉通り、「あなたの恨み、晴らします」だった。それがマンネリだと思われてきた頃にはじめちゃんが登場。以降、逆恨みやこの程度のことで、という地獄通信の問題点をあげていったと思ったら、今度は地獄通信に頼らざるを得ない人々を挙げ、はじめちゃんとつぐみの考え方の違いを通して問題定義。
とまあ、見事に計算尽くで視聴者を翻弄し、手のひらの上で踊らせまくったこの作品。全く何の落ち度のない善人である看護婦が、どこの誰かも分からない男に地獄に流されるというエピソードでその理不尽さはピークに達するものの、最後の3話は地獄少女誕生秘話だったため、地獄通信そのものの決着は未だ着地点が見えず宙に浮いたまま。
物語として終わってない以上、結論を語ることも出来ないので今回はここまで。続編待ち。できれば東京MX以外で見たいところ。
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